インテリアのアクセントや雰囲気づくりに、タイルを効果的に使う方が増えています。なかでも高い人気を誇るのが、アメリカの地下鉄構内で使われ続けている「サブウェイタイル」。今回は、そんなサブウェイタイルの魅力をご紹介します。
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タイルの張り方について
目地の幅・色
タイルの色・質感
目地なし。立体感が出る、カット入りタイル
タイルの張り方について
サブウェイタイルと聞いて思い浮かぶのは、長方形のタイルが交互に貼られたパターンではないでしょうか。
キッチンの前面はサブウェイタイルで仕上げました。LDKの雰囲気と合わせて目地はグレーを採用。スッキリとシンプルにまとめられて、赤いチェアなどポイントカラーが映える空間です。
目地の幅・色
目地の幅や色の違いで、同じ張り方でもずいぶんと雰囲気が変わります。こちらは日本での普及率が高いスタイル。タイルの形を強調する黒い目地も特徴のひとつですね。
ニューヨーク地下鉄で最初に採用されたスタイルであることもあり、サブウェイタイルならではのトラディショナルな印象を与えてくれます。目地幅を細くすることで、品のよい仕上がりになります。
一方こちらは、太めの黒目地でダイナミックな印象。
空間のアクセントとしての効果も抜群です。ややカジュアルな印象になるので、男前インテリアやビンテージスタイルのインテリアとの相性が特によさそうです。
白タイル×白目地で、清潔感と透明感たっぷりのサブウェイタイル。
こちらのように目地をタイルの色と合わせると、サブウェイタイルをさりげなく取り入れることができますね。
日本の一般的なマンションを、ヨーロッパスタイルの広々と圧迫感のない空間にするためのリノベーション。
構造上広くすることができなかった浴室は、浴槽をなくしてシャワールームに変更。
サニタリールームの床とシャワールームの壁床はタイルを採用。床タイルの色味と壁タイルの目地のブルーが大成功!ヨーロッパのホテルのような雰囲気に。
タイルの色・質感
真っ白だけがサブウェイタイルではありません。色や質感でオリジナリティを演出してみるのもおしゃれです。
こちらは、濃いグレーのサブウェイタイル。
ダイニングからキッチンにかけてあしらわれた、サブウェイタイルが落ち着きを感じさせてくれる、心地よい空間です。
濃い色ですが、キッチンや椅子の座面と色合わせがされているため、すっきりとした印象。
ツートンカラーでサブウェイタイルを取り入れるのもアイデア。
トラディショナルなタイルの雰囲気と遊び心のあるカラーコーディネートで、かわいらしさと品を併せ持つ空間が生まれます。
色だけでなく、タイルの質感に注目してみるのもよいでしょう。
白でも光沢のあるタイルを選ぶことで、ひと味違った雰囲気を楽しむことができます。
目地なし。立体感が出る、カット入りタイル
タイルの4辺に斜めのカットが入ったタイプなら、立体感を出すことができます。目地なしでもカットによる陰影が付くので、サブウェイタイルならではの雰囲気を楽しむことができるのもポイント。
「目地汚れが気になる」「色付きの目地はあまり使いたくないけれどサブウェイタイルらしさを出したい」こんな風に考えている方にもおすすめです。
サブウェイタイルの奥深さ、お分かりいただけましたか?さまざまなこだわりポイントがあるので、ぜひ自分らしいスタイルを見つけてみてください。