日差しを届け、新鮮な空気を送り込んでくれる窓は快適な暮らしに欠かせないパーツです。しかし、利便性だけを追うのはもったいないかもしれません。空を身近に感じさせてくれる窓があれば、日々の暮らしはもっと素敵なものになります。
明るく開放感があって、さらに空を感じられる、そんな窓があったらいいと思いませんか?
▽ 目次 (クリックでスクロールします)
空を感じる窓とは?
天井近くに窓を配置する
天窓で明るさをプラス
空を切り取る
壁一面の大開口
吹き抜けこそ「空を感じる窓」を
対角線上に配置して、空の変化を楽しむ
空を感じる窓とは?
明るく開放感のある窓は、それだけでも魅力的ですが、大きさや形、配置にこだわれば空をもっと身近に感じられる窓にすることができます。
「空を感じる窓」から眺める景色は、いつもと違った景色に見えるでしょう。
天井近くに窓を配置する
隣家との隙間をしっかりと設けて、お互いに採光に干渉せず圧迫感を軽減するための鋭角三角形の住まい。
三角形の屋根によって、2階内部の吹き抜け空間とスリット状のトップライトからの光が1階のLDKやエントランスまで行き渡ります。
天窓で明るさをプラス
間取りの関係から壁に窓を設置できない場合に、採光を得るために天窓を設置するケースがあります。しかし、そのようなケース以外でも天窓はおすすめ。
たとえば、こちらのケースでは壁に横長の大きな窓が設置されていて、室内は十分に明るさを保つことができていますが、天窓によって明るさはさらにアップ。そのうえ室内からも空を見上げることが可能になりました。
このリビングには、あちこちに色々な形の窓があり、どの場所にいても空を感じられるのが魅力。四角く切り取られた窓もあり、窓を使って景色をおしゃれにデザインしています。
空を切り取る
数か所に窓が配置されていて、照明なしでも明るくなるように工夫されていますが、注目はやはり正面の窓です。
目線より高い位置に配置した窓からは、空が印象的に映るようになっています。
目線の高さだと、どうしても隣家の塀や窓などが目に入りますが、少し高い位置にするだけで見えてくる景色が変わります。
また、壁を全面白にすることで、空の青さが際立ちます。一枚の絵画のように空を切り取ったピクチャーウィンドウ、素敵です。
壁一面の大開口
明るく開放的な窓というならば、こんな大胆な開口もおすすめです。
1階では外からの視線が気になってしまうかもしれませんが、2階以上ならば開放感があって気持ちのよい空間になります。より空を身近に感じられますね。
こちらのように寝室で取り入れれば、朝は爽快に目覚められそうです。
吹き抜けこそ「空を感じる窓」を
空間をより広く感じさせる吹き抜けは、リビングや玄関ホールで多く採用されています。なかには窓のない吹き抜けもありますが、ここにこそ「空を感じる窓」を取り入れましょう。
より空を近くに感じられる、明るく開放的な空間になります。
対角線上に配置して、空の変化を楽しむ
空は、見上げる方角によってまったく異なる表情を見せます。
雨雲が迫ってきたと思ったのに、反対側を見上げたら明るい日が差し込んでいた、なんて経験はありませんか?
そんな自然の不思議を身近に感じられる窓もあります。
ポイントは、対角線上に窓を配置すること。この配置は採光効率が高く、また配置する高さを変えることで空気循環の効率も上がります。
1つは小さくてもよいので、理想的な効果を発揮するには3か所にするのがおすすめです。
明るく開放感のある窓は暮らしやすさに貢献してくれますが、一歩踏み込んで「空を感じる窓」にすると、さらに素敵な暮らしが待っています。
忙しい日々を忘れさせてくれたり、疲れた心にエネルギーを補充してくれたり……。空を身近に感じられる家は、あなたに新しい何かを提供してくれるはずです。