リノベーションをして壁を取り払い、気持ちの良い広々とした間取りを得られた空間に残ってしまう柱。家の構造上、残さなければならないのは分かっていても、ここに柱がなければと思ってしまいがちです。しかし、柱は家を支えてくれる大事な部位。家を支え家族を守ってきている柱は、家の歴史そのものだと言っても過言ではありません。柱は残るものではなく、あえて残したいと思うものになってほしい。家にアクセントと個性をもたらしてくれる柱の魅力ご紹介します。
リビングダイニングにある柱は、まるでリビングとダイニングを分けているような印象になります。柱のおかげでスペースが曖昧にならず、まるで間仕切りの様な役目を果たしています。
リノベーションして新築のように様変わりしていても、柱だけは年月を経てきた風合いが残されています。その風合いがモダンな印象のリノベーション空間と家の歴史を調和しています。
和モダンな空間の造りつけ家具の一部となった柱は、存在感がありつつも調和がとれています。この部屋を主張する柱としての力強さと、木のぬくもりが感じられます。
リノベーションにより、その姿があらわになった梁や柱がその佇まいから、ぬくもりを感じられます。リノベーションをしても、どこか懐かしいと思えるのも柱の存在感があるからです。
木のぬくもりを身近で感じながら椅子に座る事が出来るなんて、なんて贅沢なんでしょうか。書斎にあるその柱は、時に読書の友となり、考え事をする時の友となりうる存在です。
大空間リビングダイニングでありながらも、キッチンまでのポイントにある柱がアクセントになっています。アクセントとなりながらも壁と同色の柱は、大空間であるスペースを邪魔していません。
ソファーと椅子、テーブルの配置に位置する柱は、もしかしたら話をしている相手に被って顔が見えなくなるかもしれません。しかし、それが面白い。相手がどんな顔で話をしているのか…視界がほんの少し遮られる事で想像力を刺激されます。