限られた空間を家具やインテリアで広く見せることは住む人の工夫で可能ですが、新築やリノベーションの際には、プロの建築家の技で空間を生かしきる設計・デザインを取り入れたいものです。今回はそんなプロの技が光る事例をご紹介します。
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▽ 目次 (クリックでスクロールします)
ポイント<1> 視線の抜けをつくる
ポイント<2> 空間を立体的に使う
ポイント<3> 壁と天井の素材や色を統一
ポイント<1> 視線の抜けをつくる
天井のウッドパネルが親しみやすい雰囲気を醸し出したリビング。奥はスキップにより40cmほど高くなっているダイニングキッチン。軽快な鉄骨階段により、視界を遮ることなく空間が繋がれています。
バスルームは天窓から光が入る開放的な空間。側面の窓は三角柱状の壁によりプライバシーが守られ、なおかつ良好な景観のみ切り取ったピクチャーウインドウの役割を果たしています。
限られた面積の中で快適な日常生活が過ごせるよう、地下から最上階のロフトまで貫く螺旋階段を設けた家。視線を遮らず伸びやかな内部空間を演出するとともに、吹き抜けのように家全体をひとつに結びつける効果もあります。
ポイント<2> 空間を立体的に使う
都心の市街地に建つ、小さくても魅力のある空間づくりがテーマの住宅。3畳の子ども部屋は上にベッド、下に勉強机を配し、はしごで行き来できるつくりに。2階建てのような立体的な使い方で小さな空間を楽しく演出しています。
狭い家にありがちな微妙な広さのワンルームになることを避けるため、リビング、ダイニング、キッチンを床の高さを変えながらゆるく仕切ったLDK。それぞれの領域に合った広さと天井高を立体的に考えた住まいです。
ポイント<3> 壁と天井の素材や色を統一
住まい兼仕事場のリビングダイニング。壁と天井を、安価で温かな色味のシナ合板で統一し、DIYで塗装を仕上げています。
天井、壁、階段に至るまで純白で統一したリビングは、光の反射で明るく広く見せる効果があります。家具の色が映えてセンスが際立つ空間に。