本革のソファというと、高級でお金持ちの家にある家具というイメージをもっている方もいるのではないでしょうか。確かに布張りや合皮に比べるとお値段は高くなりますが、耐久性を考えるとコスパは意外といいんです。今回は本革ソファのある部屋とお手入れ方法をご紹介します。
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本革ソファのメリットとデメリット
クラスアップする本革ソファのある空間
本革ソファのメリットとデメリット
ここでの本革は「牛革」に限定します。
良い革を使っているソファは、革に毛穴があるので革自体が"呼吸"しているような通気性と吸湿性があり、夏場長時間座っていても背もたれや座面が蒸れにくいのが特長。また、冬は人の体温を保温してくれるので、ふんわりと温かさを持続してくれます。冷たく感じる場合は合皮の可能性がありますね。
革のかたさは皮のなめし方によるので、「革は柔らかすぎる」「革は硬そう」という固定イメージもある意味間違いで、好みのかたさの本革ソファはきっと見つかるはずです。
魅力や利点が多い本革ですが、デメリットといえば、半年に1度程度のお手入れが必要な点でしょうか。本革は人間の肌のお手入れと同じように、乾燥をほっておくとひび割れたり、硬くなったりしてしまいます。一度ヒビ割れを起こすと修復できません。
お手入れのしすぎもよくありませんので、専用のメンテナンスキットの取り扱い説明書をよくご確認くださいね。普段は乾拭きで十分です。レイアウトとしては、エアコンの吹き出し口や直射日光に当たりにくい場所に設置することも大切です。
また、ソファに布カバーやムートンをかけている方も多いかと思いますが、本革のソファには何もかけないのがベストです。カバーリングをすると本革の極上の肌当たりを実感できず、せっかくの本革の良さを活かしきれません。
それに、ずっとカバーがかかっていると擦れて傷んでしまいます。特にムートンは裏が硬いものが多く、本革に傷をつけてしまいます。本革のソファはお手入れで美しく保てますし、直に座ることで馴染んでくるので、そのまま何もかけずに使うことをおすすめします。
クラスアップする本革ソファのある空間
ブラックレザーのソファはラグジュアリーな空間によくあいます。ダークトーンのシックな部屋にはもちろん合いますが、あえて明るい床材や壁材に合わせることでよりブラックレザーが引き立ちます。
ゴージャスなブラックレザーのソファは、スッキリとした木製の脚が付いていることで軽やかな印象になり、ナチュラルモダンなインテリアに調和しています。
使い込まれたような艶やかな本革ソファが、チークの床材とマッチしています。既にアンティークの風格がありますが、これからも永く革と床材の経年変化を楽めそうです。
ソファを複数置くときやボリュームのあるソファの場合には、アイボリーやグレージュなどを選ぶと圧迫感をあまり感じず、スッキリとした印象になります。
いかがでしたでしょうか。本革ソファの魅力が少しでも伝わっていればいいなと思います。ソファは張地の違いだけではなく、ウレタンの構造によっても座り心地が異なるので、相性のいいソファに出会うため、インテリアショップで実際に座って確かめてくださいね。