塩ビ系の床材や壁紙のデザインによくある、木目調、石目調…などの“〜調”製品。「所詮、にせものでしょ?」などと思ったら大間違い!本物の風合いを忠実に模した再現性と高いコストパフォーマンス。その実力たるや、凄いものなのです。
今回は、特に手入れのしやすさが求められるキッチンや水周りで、その真価を発揮する“〜調”塩ビ素材を使うことで、スタイリッシュな空間を実現させた事例をご紹介します。
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キッチンや水周りでの手入れのしやすさは抜群!
コストとデザインのグッドバランス!
暖かい雰囲気づくりは、テラコッタ調で
ナチュラルな木目調に
クールなモルタル調で
個性派にはタイル調がおすすめ
もちろん壁にも!アクセントになる“〜調”
キッチンや水周りでの手入れのしやすさは抜群!
広い面積やメインの空間で、“〜調”を使うことには慎重になったとしても、特にキッチンや洗面所、トイレなど、汚れやすいうえに常に清潔に保つことが求められるような場所でのポイント使いであれば、手入れが楽でデザインも豊富な塩ビ素材の採用は、一考の価値があるのではないでしょうか。
クッション性が高く継ぎ目の少ないクッションフロア、硬質で耐久性に優れ、よりリアルな質感のフロアタイルなど、場所や用途に合わせて使い分けられます。
コストとデザインのグッドバランス!
こだわり抜いて選んだ壁面のタイルに、デザインもコストもマッチするようにと選ばれたのが、高級感漂う黒いフロアタイル。妥協を許さない施主の審美眼に叶う、リアルな質感です。
こうしたコスト調整に役立つ点も、選ばれ続ける大きな理由の1つです。
暖かい雰囲気づくりは、テラコッタ調で
シックな色合いのモザイクタイルがアクセントの洗面所。造作の木製カウンターに小物類がセンス良くまとめられていますよね。モザイクタイルに造作のカウンターといった本物のこだわりを邪魔しない、馴染みのよいテラコッタ調のクッションフロアをチョイスして、南仏風に仕上がりました。
メインの居室は、無垢フローリングや珪藻土の壁など、自然素材で溢れた住宅ですが、キッチンはお手入れのしやすさを優先してフロアタイルに。木質系のキッチンとも相性抜群のテラコッタ調で明るいキッチンです。
ナチュラルな木目調に
トイレの床材にフローリングを選ぶ時には、耐水性や耐薬品性など水周りに適した特殊加工がされたものを選ぶことになりますが、塩ビ系床材なら、機能を満たしたうえで、さらに豊富なバリエーションが揃います。
ホワイト塗装の木目調フロアタイルを使ったこちらの事例。白を基調としたシックな雰囲気に、アイアンと輸入クロスが引き立ちます。
こちらも、木目調フロアタイル。洗面脱衣室は、素足で使用することも考えて、感触や滑りにくさなども考慮する必要があります。ぜひ実物で確認を!
クールなモルタル調で
モルタル調フロアタイルが、インテリアショップのような雰囲気。清潔感のあるサニタリールームです。
サニタリールームからひと続きの縁側のような空間も、同一素材で連続性をもたせています。
「内側に外をつくる」というコンセプトにぴったりな素材感で、和の雰囲気にも馴染んでいます。
フロアタイルは、硬質で土足歩行が可能なものも多いので、最近人気の土間スペースなどにも使えます!素敵なイメージが膨らみますね。
個性派にはタイル調がおすすめ
ポップなタイル調が楽しい洗面室。本物のタイル貼りでは細かい目地があるデザインでも、エンボス加工で仕上げたフロアタイルの目地なら、汚れがたまらずお掃除も楽チンです。
もちろん壁にも!アクセントになる“〜調”
床材よりも素材の厚みが薄い分、再現性が変わりますが、機能性を備え、かつデザインも豊富な“〜調”ビニールクロスも見逃せない素材です。
こちらは、アクセントに塗装風クロスを使った事例。ちょっとした冒険ができるのも、ビニールクロスの強み。
家づくりで大事なのは、適材適所のメリハリある素材選びですね。SUVACOの事例の中には、今回ご紹介したもの以外にも、多くの塩ビ系床材がとても上手に使われていることに、改めて気づかされました。