理想の暮らしを思い描きながらつくりあげる家。しかし、時間の経過とともに求めるものが変化し、どうしても後から変更したい!と思うこともありますよね。そこで今回は、暮らしに合せて形を変える家をご紹介します。
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マンションに合わせたグリッドで構成された住まい
可動式アイテムでコンパクトなスペースをフル活用
子供の成長を見越して家をつくる
賃貸でも、自分たちらしく
マンションに合わせたグリッドで構成された住まい
造作の柱と壁で構成された住まい。
マンション構造に合わせてのグリッドを採用しているので、今後もライフスタイルの変化によって節目節目でフレキシブルに考えることが出来そうです。
靴と衣料が一緒にしまうことが出来る、玄関に続くウォークインクローゼット。
可動式アイテムでコンパクトなスペースをフル活用
わずか10坪と決して広くないマンションの一室を最大限に活用するため、本棚や仕切りを動かして間取りを自由に変更できるつくりになっています。
部屋の用途を限定してつくるのではなく、さまざまな使い方ができるように空間をシェアすれば、小さなスペースにも大きな可能性が生まれます。
家が狭くて悩んでいる方にこそ、知ってほしいアイデアです。
一見すると普通のワークスペースにみえますが、実は3つの機能を備えています。
スリットにかけられたデスクの天板が自由に取り外せるようになっており、高い位置にはめ込むとハイカウンターに、またひっくり返すとソファとして使えるという優れもの!
さまざまなシーンに対応できるスマートな発想です。
子供の成長を見越して家をつくる
2歳のお子さんをもつご夫婦のマンションリノベーション事例。
リビング横のキッズスペースは、お子さんが大きくなったら仕切りをつくって子供部屋に変更できるように考えられています。必要なスペースは子供のステージに合わせて変わるため、家を計画するときから将来を見越して設計をするのも大切なポイントです。
三姉妹がひと部屋を一緒に使っている子供部屋。
今はひと部屋ですが、成長に合わせて個別の空間がつくれるよう天井には梁をあらかじめ設置。カーテンレールやフックを取りつければ、すぐにでも3部屋に分けられるよう準備してあります。
賃貸でも、自分たちらしく
賃貸物件は借りたときの姿のまま返さないといけない、原状回復が一般的。しかしここ最近、賃貸でも自分たちで自由に手を加えられる物件が増えてきています。
こちらは、木でつくられた壁の範囲内であれば好きにしていいという賃貸マンション。
ペイントも釘打ちも許されているので、思いのままにアレンジできます。DIYが得意な人にぴったりの物件ですね。賃貸だからと理想の家を諦めていた人は、ぜひカスタマイズ可能な物件を探してみてください。
昭和初期に建てられた京都の長屋。
薄暗かった二間の和室を杉板張りの大きな居間に転換してファミリー向けにリノベーション。日本建築は元祖?フレキシブル。建物の持つ力強さを感じながら自分らしい住まいに変えられるはずです。
生活は日々変化していくもの。これからは、変わることを前提にした家づくりをする必要がありますね。紹介した事例を参考に、暮らしに寄り添う住まいをぜひ手に入れてください。