こんにちは。SUVACO・リノベりすアドバイザーの竹村 洋亮(ひろあき)です。この連休で「小江戸」と呼ばれる埼玉県川越市にある古き良き街並みを訪ねてきたので、ご紹介したいと思います!
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「小江戸」川越は江戸時代の城下町
恒例の秋には「川越まつり」
小江戸のシンボル「時の鐘」
そのシンボルは現在は耐震補強中
住んでいる人々が今もその景観を守っている
「小江戸」川越は江戸時代の城下町
街並みに統一感がある「小江戸」川越は、かの有名な徳川家康が北の守りとしてこの地を重要視し、江戸時代、廃藩までの間、有名な大名が配置される街でした。
後に明治の世となり、埼玉一の商業都市として繁栄しますが、大火事に遭い街並みの3分の1が消失してしまいます。それを教訓とし、耐火性能を意識した復興を目指し、土蔵造りの店を建てました。
それが今ある「小江戸」川越と言われています。関東大震災や太平洋戦争で東京都内に江戸城下の街並みは失くなってしまいましたが、その系譜を受け継いだ建物がここ川越にはしっかりと残っており、街並みや寺院など江戸の様子を感じられる施設がたくさんあります。
恒例の秋には「川越まつり」
この日、街は紅白の横断幕に包まれていました。毎年10月の第3土曜・日曜の2日間に行われる、「小江戸」川越が1年で一番賑わう時となる
「川越まつり」が開かれるために掲げられたものでした。
特徴は、江戸時代の「天下祭」を今に再現した山車行事です。最大の見どころは「曳っかわせ(ひっかわせ)」です。特に夜、提灯に明かりが灯った山車が向かい合って囃子(笛・太鼓・踊り)で競い合い、曳き方衆が提灯を高く掲げて大きな歓声をあげるさまは圧巻ですよ!
小江戸のシンボル「時の鐘」
この「時の鐘」は約400年前に当時の城主であった酒井忠勝が建てたものとされています。その後、大火で消失しましたが、再建されて16メートルの高さを誇る「小江戸」のシンボルとして、今も1日4回に渡って、人々に時を告げています。
そのシンボルは現在は耐震補強中
現在、耐震改修中でこの日は銅板補強工事が行われていました。今は新品同様の銅板ですが、これから少しずつ緑青も出てきて時の鐘にマッチする風合いになっていくのでしょうね。
工事は今年2016年の3月から12月まで続くので、1日に4回の時刻を教える鐘打ちやライトアップはしばしのお休みです。補強がしっかりと行われ、長く人々に時を告げる鐘としてまた動き始めるのが待ち遠しいですね。
住んでいる人々が今もその景観を守っている
街を歩いていても、各所で改修中の建物がありました。大きな地震にも耐えられるような補強や、現状の風合いを活かす、景観を意識した手の入れ方をしているこの街の人々に、私は「粋」を感じます。
今回は川越の街並みについてお話ししました。次回は、ダイエットをしないといけないのに、ついつい食べ過ぎた『小江戸』の美味しいものをレポートします。旬な食べ物もあって『小江戸』は秋にオススメな場所ですよー!