家づくりの学び舎

2016/09/01更新｜2like｜3447view

著者：SUVACO編集部

リノベーションのメリット・デメリットとは？費用・立地・時間で比較

リノベーションとは「既存の建物に大規模な改修を施し、物件としての価値を高めること」。リノベーションには、独自の住宅を設計できることやコストパフォーマンスなど様々なメリットがありますが、注意点・デメリットも存在しますのでご説明いたします。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

憧れの都心に住めるかも？リノベーションで賢くコストダウン

自分だけの1軒を！リノベーションなら個性を貫ける

リノベーションによって、立地選びに自由度が生まれる

リノベーションのデメリットは、時間と住宅ローン

憧れの都心に住めるかも？リノベーションで賢くコストダウン

リノベーションの大きなメリットのひとつは、工夫次第で新築住宅よりもトータルコストを安く済ませられることです。リノベーションであれば、たとえば築30年を超える住宅に改修工事を行い、新築以上に美しい住宅を作ることも可能です。

新築で家を建てる時には、比較的安い住宅メーカーでも1平米あたり20～30万円ほどの工事費になることもあり、小さい家でなければ1,000万円以上の費用がかかる場合があります。しかしリノベーションでは、建材の選定やデザインのテーマなどにより、工夫次第では数百万円で施工できるケースもあります。

しかし、あくまでも満足できる家を作ることが目的ですので、安さを第一に考えないよう注意してください。

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自分だけの1軒を！リノベーションなら個性を貫ける

リノベーションの最大のメリットの1つは、自由な設計ができる点です。既存の分譲マンションや一戸建て住宅（建売住宅）では、世間一般のニーズに合致したデザインや間取りになりがちなため、個々の家に個性が出しづらい傾向にあります。しかしリノベーションなら、半ば建て替えをするような大規模改修を行うことができ、自分だけの個性あふれる住まいをつくることができます。

リノベーションを扱う会社のホームページには施工例が数多く掲載されており、イメージを具体化するのに役立ちます。同時に価格も確かめておけば、実際にプランニングをする際も料金の交渉がしやすくなるでしょう。

ポイントは、プランニングに十分な時間を使ってくれる会社を探すことです。とことん話し合って、納得がいく住宅をつくりましょう。

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リノベーションによって、立地選びに自由度が生まれる

リノベーションを選択することで、別の大きなメリットが得られます。それは住む場所が選びやすくなるという点です。

同じ都心の立地でも、沿線や駅からの距離、周囲の環境などで相場は大きく異なります。リノベーションによって建築コストを上手に抑えられれば、物件選びの自由度が増してきます。

また、新築マンションや新築戸建て、あるいは土地に関しては、住みたい立地に物件が常に豊富に供給されているとは限りません。しかし、中古物件にまで視野を広げれば、立地選びの選択肢は格段に増えることでしょう。

リノベーションのデメリットは、時間と住宅ローン

このようにリノベーションには多くのメリットがありますが、注意点・デメリットもあります。それは住み替えに時間がかかることです。

通常、中古住宅は引き渡しの時点で住むことができます。しかしリノベーションの場合、物件引き渡しから工事が始まりますので、規模の大きいものやこだわりのあるものだと施工に時間がかかります。自由設計による自由度の高さ、こだわりを生かせる点がむしろ裏目に出ることもあるのです。工事期間中の仮住まいにかかる家賃などは、住み替えのコストを上げる要因になります。

ただし、物件探しからリノベーションまでを一括で行う会社に依頼した場合には、リノベーション工事が完了してからの引き渡しが可能です。

また、中古住宅を購入してリノベーションする場合、新築と比べて住宅ローンにも注意が必要です。中古物件の耐久性や担保価値によっては、借入期間や借入金額が新築よりも制限されてしまう恐れがありますので、事前に金融機関に相談するなどしてください。

このように、新築と比べてもメリットの多い「リノベーション」。ぜひ理想の住まい選びの選択肢に加えていただきたいと思います。

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