家を手に入れたいと思った時、以下の5つの選択肢があります。
1. 新築の分譲住宅を購入する
2. 建築条件付きの土地を購入して建てる
3. 土地単体を購入して注文住宅を建てる
4. 中古住宅を購入する
5. 中古住宅を購入してリノベーションする
自分のライフスタイルに合った思い通りの住まいをつくりたい方には、
「土地を購入(もしくは建て替え)して新築で注文住宅を建てる」もしくは、
「中古住宅をリノベーションする」
といういずれかの方法がおすすめです。
まずは、それぞれの特徴を理解・比較し、より良い方法を選ぶことが重要です。
ここでは、注文住宅とリノベーションそれぞれの特徴やメリットをもとに、どちらがより自分に合っているのか、見極めるポイントをご説明します。
▽ 目次 (クリックでスクロールします)
注文住宅の特徴とメリット
リノベーションの特徴とメリット
注文住宅orリノベーション?あなたはどちら?見極めるポイント
▼記事監修
地元である愛知で活躍するSUVACOのアドバイザー。
「家づくりのよろず窓口として、お客さまには気軽に相談していただきたい!」と語る加藤は、地域性の特徴や傾向を把握しているため、地方のお客さまのニーズにもしっかりとサポートできる知識を持っています。
注文住宅の特徴とメリット
まずは、注文住宅の特徴とメリットをご案内します。
注文住宅とは?
注文住宅とは、すでに持っている土地もしくは更地を購入し、一から家を建てること。すでにある建物を取り壊して建て替えるケースもあります。
注文住宅の一番の魅力は、自分の理想やライフスタイルに合わせ好みを最大限に住まいに反映できる点です。
<注文住宅のメリット1>好みやニーズに合わせたデザインができる
注文住宅では、自分の好みやライフスタイルをデザインに反映することができます。その土地の風土や環境に合わせ建物形状や窓配置、間取りの設計から、素材・色など全てを自分の希望通りに選ぶことができるため、個性的な外観や中庭プランなども自由自在です。また、土地そのものの環境に根付かせた安全な住まいを手に入れることができます。
こちらは、1階は両親・2階を子世帯の用途に分けた二世帯の注文住宅です。1階部分は隣家からの目隠しを兼ねた南からの光を反射する壁を設け、明るい空間が実現されています。このようにその土地の周囲環境に合わせ、特徴的な外観やダイナミックな設計ができる点は、注文住宅の大きな魅力です。
<注文住宅のメリット2>最新の設備や技術が取り入れやすい
注文住宅は一から設計して作り上げるため、最新の設備や建築技術を導入しやすいことも特徴です。断熱性能や省エネ性能についても住まい手のこだわりを踏まえ、快適な居住空間を実現することができます。
また、太陽光発電の効率を考えた屋根形状を設計したり、効率の良い場所に蓄電池を配置したり、家全体をつなげるセンサーや自動化デバイスを活用した照明やエアコン、セキュリティシステムなどをスマートフォンや音声で操作するスマートホームテクノロジーの設置や配線も計画に組み込みやすくなります。生活の利便性を向上させたい方には特に大きなメリットとなります。
こちらの注文住宅は、建築好きな住まい手の希望により「建築家の独創性とハウスメーカー以上の性能」を取り入れた住まい。断熱等級6と冬場でもほぼ暖房を使わないレベルの断熱性能を実現しています。
<注文住宅のメリット3>減税・控除を利用しやすい
注文住宅を建てた際には、さまざまな減税制度が利用できます。このとき、長期優良住宅(※1)など住宅性能により減税や控除の額が異なるのも重要なポイントです。住宅ローン控除もそれらの性能を満たすと控除額が大きくなり、不動産取得税、登録免許税のほか、固定資産税の割引期間も異なります。
(※1)劣化対策・耐震性・省エネルギー性、維持管理・更新のしやすさやの確保など「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に基づく性能項目をクリアした住宅のこと。
リノベーションの特徴とメリット
続いて、中古住宅リノベーションの特徴とメリットをご案内します。
リノベーションとは?
リノベーションとは、すでに建っている建物を購入し、内外部の改修をして自分に合った住まいをつくること。既存の建物を利用するため建物形状や配置など一部制約はありますが、リノベーションでも注文住宅同様に、間取りやデザインなど自分の理想やライフスタイルに合わせた住まいづくりが可能です。
<中古リノベのメリット1>金額を抑えられる
中古住宅のリノベーションは注文住宅に比べてトータルの金額が手頃になる場合があります。物件によっては新築の注文住宅と同じ金額で、より広い建物や立地条件の良い住まいを手に入れることができます。
土地を購入をして一から注文住宅を建てる際には、既存建物の解体費や水道・電気などライフラインの引き込み、地盤改良工事など、建物以外の部分での大きな金額の負担を要する場合があります。しかし、中古住宅では既存の設備を利用できるため、それらの費用はかかりません。
<中古リノベのメリット2>既存の建物の魅力を活かせる
中古住宅は、既に存在する建物の魅力を活かすことができます。歴史的価値や独特のデザインを持つ建物を見つければ、それをリノベーションすることで、個性的な住まいを手に入れることができます。
こちらは、既存建物の梁を活かした戸建てリノベーションの事例です。梁に使われた木材の自然な曲線美が空間にアクセントを与えています。
また、建物自体が新築で建てるよりもリーズナブルに手に入る場合や、新築に取り入れると価格的に高くなってしまう素材が建物に既に使われている場合もあります。それを活かし、リノベーションで必要な部分だけをプラスするといった楽しみ方もおすすめです。
こちらの住まいでは3階建ての鉄骨住宅をリノベーションしています。
鉄骨造やRC造の建物は、新築する場合に比べリノベーションの方がコストを抑えやすい傾向があります。
<中古リノベのメリット3>短期間での入居が可能
中古住宅をリノベーションする場合、建物の骨組みや基礎が既に存在しているため、新築に比べて打ち合わせ期間や工期を短くできることがあります。早く住みたい方やスケジュールが限られている方にとっては合理的な方法です。
注文住宅orリノベーション?あなたはどちら?見極めるポイント
注文住宅と中古物件のリノベ、それぞれのメリットを理解した上で、ここからはどちらの選択肢が自分に合っているか?を見極めるポイントをご案内します。
1. 予算
注文住宅はカスタマイズの自由度が無限にある分、金額がかさみやすくなる場合があります。しかし、リノベーションでも性能改善など大掛かりな工事が必要となる場合は、新築レベルの費用がかかるので注意が必要です。
希望するエリアの土地や中古物件のコストも踏まえて検討することをおすすめします。
2 .希望条件
希望している間取りや外観のデザイン、確保したい性能値がリノベーションで実現できない場合や費用がかかりすぎる場合には、新築で注文住宅を選択する必要があります。
家づくりにおいて、さまざまな希望が生まれることは当然です。その中でも優先順位をつけて希望を整理することで、自分に合った選択肢が見えてくるでしょう。
3. 時間
入居までの時間もしっかり考慮しましょう。必要な期間は依頼先や工事内容によるので一概には言えませんが、中古住宅リノベーションよりも、注文住宅を建てる方が時間がかかる場合が多いです。引越し時期が決まっている場合や、仮住まいでコストがかかる場合も。しっかりと逆算して計画していくことが大切です。
このように、注文住宅と中古住宅リノベーション、それぞれの特徴やメリットがあります。自分の予算や希望条件、引越しまでの時間などを考慮して、最適な選択肢を見つけましょう。住まいは一生涯を過ごす場所であり、自分らしさや快適さを追求するために重要な決断です。
SUVACOとは?
SUVACOは、自分の価値観と合うリノベーション・注文住宅の依頼先に出会えるサービスです。まずは、条件を絞り込んで自分で依頼先を探してみましょう。
SUVACOアドバイザーに相談
自分に合った選択肢が判断ができない場合やお急ぎの時は、SUVACOへご相談ください。ご要望や実現されたい内容などを詳しくお伺いし、その方に合った最適な家づくりの方法をご提案させていただきます。
専門家を紹介するだけではなく、おつなぎした後もあなたの疑問や不安に寄り添い、完成までサポートいたします。