下町というと、人情味あふれる商店や、軒の連なった町並みを思い浮かびますよね。本来下町とは、江戸時代の庶民が住んでいた地域、土地の低い場所(海や川に近い低地)を指すようですが、その定義を外れる場所でも、いわゆる下町と呼ばれ親しまれているようです。下町に住んでいた方はもちろん、観光などで訪れると、どこか懐かしさを感じませんか?
時代を感じる民家風の趣は、懐かしいふるさとを感じられほっこりした気持ちになりますよね。どこか懐かしくそれでいて新しい、故郷を感じる家。最近はそういった日本の古き良き次代を取り入れた家も増えてきているようですよ。
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江戸時代の町家の真髄「通り庭」を残す家。奈良町にある明治初期の建物で、表屋づくりの大きな町家です。前庭、坪庭、中庭からの光と風が心地良く、町家の雰囲気がそのまま残っていますよね。家の中はもちろん、外観も日本文化を象徴するようで素敵です。玄関のしめ飾りがとてもよく似合いますね。
兵庫県加古川市の瀬戸内海に近い場所に建つ、約築80 年の木造住宅。礎石建ての伝統構法を残し、格子壁や障子を使うなど、昭和の民家の良さを残して改修されています。新しく生まれ変わりながらも、しっかりと懐かしい雰囲気が残っていますね。今なら、鴨居や引き戸も新鮮に感じます。
築70年の古民家を再生した家。室内はフローリングで白い壁に張り替えられていますが、部屋を囲むようにしてある廊下の天井板や梁は、古い建物を残しており、民家の情緒を醸し出していますよね。仕切りとなる障子も新鮮なのに懐かしいです。
築100年の古民家を再生した家。こちらは下町文化にはない「ロフト」ですが、梁が存在するだけで古きよき時代の印象を与えますよね。また、ところどころにある格子が一層古い時代を漂わせます。
築25年の木造2階建ての家を情緒あふれる民家の趣に。今では珍しいケヤキの無垢板で製作した囲炉裏や、古い時計が懐かしくもゆったり過ごせる空間を作り出しています。掘り炬燵や民家風の色合いを醸し出す床板も雰囲気に良く馴染んでいますね。
玄関から真直ぐ奥に貫くように『通り土間』を配した家。フローリングメインの家でも、通り土間の存在で一気に民家の香りが漂いますよね。この通り土間により、室内の温度や風の調節もでき快適な住環境になっています。
天井からぶら下がるライトや縁側から入る光が温かな雰囲気を作っています。畳をフローリングに張り替えてありますが、古い家の懐かしさはそのままに住み心地よくリノベーションされていますよね。縁側でお茶を飲む懐かしい午後の過ごし方がこちらでは毎日出来そうです。