DIYしてみたいけど、何から始めればいいかわからない……という方も多いのでは。そんな方々に、私が自宅でやってきたDIYをご紹介します。タイルと違い、目地不要のエコカラットなら気軽に挑戦できますよ。
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▽ 目次 (クリックでスクロールします)
エコカラットとは?
その1●材料をそろえよう
その2●準備
その3●墨出し
その4●エコカラットを加工する
その5●接着材を塗る
その6●タイルを貼る
その7●乾燥させる
エコカラットとは?
エコカラットは2009年ごろから急激に人気が上がった機能性タイルで、吸湿性に優れ、脱臭機能や有害物質を吸収する効果があるといわれます。
最近では、汚れが落ちやすい「エコカラットプラス」、さまざまなエコカラットを組み合わせてパネルにした「デザインパネルキット」、あらかじめデザインができている「デザインパッケージ」など、さまざまな種類が発売されています。
*写真は施工例。DIYではありません。
その1●材料をそろえよう
まず、エコカラットを貼るために必要なものを揃えます。以下に挙げたほとんどの材料は、ホームセンターやWeb通販で揃えられます。
私が用意したものは、
・エコカラット
・接着剤(エコぬーる)
・ヘラ
・鉛筆&消しゴム
・糸
・マスキングテープ
・カッター
・定規
・雑巾
・レジャーシート
・新聞紙
・メジャー
・ごみ袋
・マスク
私の場合、エコカラットは実家で改装した残りを使用。接着剤とヘラはホームセンターで購入しました。その他は家にあったものを使いましたが、しっかり揃えるなら「押しピン」「水平器」などがあると便利です。
その2●準備
エコカラットはカッターで切る際にホコリがかなり出るので、貼る周囲が汚れないように養生します。
私は床はレジャーシート、壁には新聞紙をマスキングテープで貼っておきました。
その3●墨出し
墨出しとは、エコカラットをどのように割り付けるの印を付けることです。
わが家には墨出し用の墨はないので、糸をマスキングテープで留めて垂直に落として縦線を描き、横線は縦線に定規を垂直にあてて印を付けました。鉛筆なら動いても消せるので便利です。
この墨出しをしっかりやらないと、エコカラットをうまく貼ることができません。その理由は、通常のタイルは目地で調整しますが、エコカラットは目地がなくタイルとタイルをつけて貼るので、墨出しはとても重要なのです。
また、コンセントや建具など、エコカラットを加工することを考えて割り付けを行っていくことが大切です。
墨出しで最低何枚のエコカラットが必要かがわかり、壁と切ったタイルに番号を付けておくとわかりやすいでしょう。
その4●エコカラットを加工する
墨出しの大きさにあわせてカッターナイフでカットしていきます。
接着剤の乾燥時間もあるので、すべてのエコカラットを先にカットしておくことをおすすめします。
最初は角が欠けてしまったり、まっすぐ切れなかったりするので、エコカラットは多めにあったほうがよいでしょう。
割れやすいタイルなので注意しながらカットします。切り込みを入れて折ると割れますが、最初はうまく折れずギリギリまでカッターで切りました。
この際、ホコリがでるのでマスクを忘れずに。
切った断面はやすりで擦り、平らにしておきます。
その5●接着材を塗る
本来は貼る部分の壁紙を剥がしますが、わが家の壁紙は凸凹が少ないものだったので、その上から貼りました。
墨出しした壁の四方5ミリ程度内側に、接着材をヘラで均一に塗っていきます。
このとき5ミリ内側に接着剤を塗るのは、タイルを貼った時に接着剤が飛び出さないようにするためです。
接着剤は20分ほどで乾きます。「一気に貼らず、少しずつ接着材を塗り、タイルを貼る」を繰り返します。
その6●タイルを貼る
壁に接着剤を塗ったらタイルを貼っていきます。
エコカラットはとても割れやすいので、注意してゆっくり壁に固定します。万が一接着剤がついてしまったらすぐふき取ります。
タイルと違い目地がない分、隙間がそのまま仕上がりになります。均一にタイルとタイルをくっつけて貼っていきましょう。
その7●乾燥させる
壁に不陸(平らでない部分)がある場合、乾くまでにタイルずれてしまうことがあります。ズレ防止のため、マスキングテープで固定しました。
エコカラットは材料費、施工費もあわせるとかなりのお値段になります。ぜひ小さな壁から挑戦してみてはいかがでしょうか。