“ファサード”という言葉をご存知でしょうか。一般的に建物の正面デザインのことを言いますが、外観を構成する重要な立面も含まれます。ファサードとは、いわば住まいの顔です。建築家がその場所に、その環境に、施主のためだけに建てた無二の住宅。偶然通りがかった通行人に、「素敵だな!」「中に入ってみたいな!」と心躍る気持ちにさせるファサードの事例をいくつかご紹介します。
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ファサードとは?
ルーバーのファサードで日々変化
四角で構成されたファサード
エッジカットされたファサード
ハイサイドライトで光を取り込む
田園風景のシンボリックファサード
自然に溶け込むファサード
大きな面が特徴のファサード
山と馴染むファサードの平屋
地域とボーダレスにつながるファサード
植栽も含めたファサードデザイン
ファサードとは?
ファサードとは、建物の正面から見た外観のことで、語源はフランス語のfaçadeです。
建築家の好みなどによってそれぞれ個性は出てくるとは思いますが、ファサードを見ると、その時代をうかがうことができます。少なからずその地域に影響を与えるものなので、植栽なども含めたその地域環境の調和も大切にしなければならないポイントです。
ルーバーのファサードで日々変化
家族がどこにいてもその気配を感じられることをコンセプトにデザインされた住宅です。それはファサードデザインとしてもよく表れています。季節や時間、天気など様々に変化する環境を室内にいる住民にも感じられるようにルーバーを巧みに扱い、構成力豊かなファサードを提供しています。木材の温かみのある表情も見逃せません。
四角で構成されたファサード
愛らしいキャッチーなファサードを持つ住宅です。室内空間への窓としての機能を満たしながらも、この構成力は誰もが振り返る町の人気者になるはずです。
エッジカットされたファサード
ファサードがエッジカットされていて、何ともシンボリック。
ガルバリウム鋼板で仕上げていますが、長手の壁面や室内には木素材を多く採用しているので温かみのある素朴なイメージです。
ハイサイドライトで光を取り込む
夫婦と子供の3人が暮らす音楽室が主役の家。間仕切りといえば、音楽室とユーティリティーのみ。外観も潔くハイサイドライトの横のラインが印象的です。自分たちの好きなものだけを追求した、シンプルで豊かな空間に仕上がりました。
田園風景のシンボリックファサード
静かな田園の中に彫刻の様に建つ、シンボリックな建築。
レッドシダーの壁を覆うように傾斜の向きが異なる白い壁と庇が空に向かっています。
自然に溶け込むファサード
広がる自然を見下ろすことができる高台から、景観を日常生活に取り込む家です。グレーのコンクリートブロック壁で覆われた箱は、主張することなく風景に溶け込んで周りの自然を引き立たせています。
大きな面が特徴のファサード
プライバシーやセキュリティを考慮し、外壁には大きな開口がない住まいです。トップライトや小窓を多用して自然光が室内の隅々まで降り注ぐ様子は、何とも贅沢な空間に。ライトアップされたシンボルツリーが映画のように外壁に投影されています。
山と馴染むファサードの平屋
山を背に、穏やかに流れる川沿いの平屋。
川からは一歩下がり、主張しすぎず山に同化するようなファサードデザイン。室内はスキップフロアなどで部屋と部屋を仕切り、広いバルコニーも外からあえて見えないように一段下がった造りに。
地域とボーダレスにつながるファサード
室内は、玄関から3階まで仕切りを無くしてどこにいても家族の顔を覗くことができる風通しのよい空間。道路沿いのバルコニーデッキは、内部と外部との境界があいまいな「外食堂」としました。地域とボーダーレスなつながりをもてるファサードデザインです。
植栽も含めたファサードデザイン
まるで庭のような住まい。
1階のアトリエは鉢植がふんだんに置かれ、外からの視線を遮り日差しをやわらかく室内に取り込みます。鉢植えは、季節やライフスタイルの変化に伴って移動させて室内まわりを調整。グリーンを含めたファサードが、地域にも受け入れられてすっかり馴染んでいるそう。
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