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「障害者の為の簡易な作業場兼事務所」として800万円の予算で依頼を受けました。
予算がエアコンと外構工事別途で800万円(税込)なので、工務店に施工を依頼すると予算をオーバーすると思い、知り合いの職人さんにお願いして「直営工事」での施工としました。
建築主様の知り合いの「他の施設には馴染まない方」を集めて、和気あいあいと軽作業(雑巾作り)を行うための施設と建築主様のSOHOを兼ねた建物として依頼を受けました。
とにかく設計・施工・管理・税を含めて800万円の予算でしたので、経費を抑える為に「少ない数の業種」で建物が出来上がるように、プランから上記の事を考えて設計しました。
トイレは「車いす対応」になっていますし、腰壁も車いすに対応するために「OSB合板」を張り、入所者さんが「そそう」をした場合も考えて「簡易なシャワー室」も付いていますし、入所者さん同士で昼ごはんも作れるようにキッチンも完備しています。上記の設備が付いて「予算内」で納まった事にとても喜んで頂きました。
なるべく少ない業種で作業を行った方が経費が安く済みますので、大工さん、板金屋さん、内装屋さん、サッシ屋さん、基礎・左官屋さん、電気屋さん、水道屋さんだけで工事を行い、直営工事の現場管理と積算をした設計事務所(私)もスムーズに工事が進行させる事が出来ました。
予算が少ない為に、基礎のスラブ(土間)がそのまま床になっています。表面の補強をしてないので、少し埃が出やすかと思いましたが、思ったほど埃は出ないようです。