家の新築を検討する際には展示場を見て廻ったり、建築家が開くオープンハウスに参加したり、あるいは雑誌やメディアに気を配って情報収集に怠りない方でも、リフォームになると意外に事前準備が齟齬になりがちだったりします。何をするにも準備が大切。ではまずは何から始めたら良いでしょうか。
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リフォームの経験のある専門家に頼む
工期、工費には余裕を見ておくこと
情報収集
リフォームの経験のある専門家に頼む
例えば、重要文化財に指定されているようなお寺の本堂を大規模修繕する場合、いきなり宮大工を呼んで屋根をはがしたり、壁を取り除くなんてことは怖くて誰にも出来ません。事前にコンピュータグラフィックなどを用いてシュミレーションを重ね最良の方法を模索しています。
本来は住宅も同じです。リフォームでとっていい壁もあればいけない壁もあり、抜いていい床いけない床があります。それではとれないからといって壁を残してドアなり窓を付ければ、それでも構造的には壁をとったのと同じですから耐震性能が落ちてしまいます。構造に瑕疵をつける事は断じて許されません。
ですからリフォームを検討する際は、まず経験のある専門家に依頼した上で構造的にしていいこと、してはいけないことを聞きプランを練る必要があります。
工期、工費には余裕を見ておくこと
すでにリフォームをしたい場所で暮らしている場合でさえ、古い住宅だと現状がどうなっているのか、素人では判断の付きかねることも多いと思います。水周りの腐朽具合などは、実は専門家にしても外から見ただけではなかなか見通せません。解体して初めて分かることも少なくないのがリフォーム案件の難しさです。
それに対処するには、工期、工費には余裕を見ておく以外ないと思います。最初の見積もりと工程表の通りに上手く行ったらもっけの幸いくらいに考えておくことです。
情報収集
自宅のポストにリフォーム業者のチラシが投函されていたりする経験はどのお宅でもあると思います。チラシで知った業者にリフォームを一任するケースもあると思います。しかし、先にも述べましたように、リフォームではしてはいけないことも伴い、さらには外から見ただけでは現状分析をしかねる部分もあるわけですから、リフォームこそ信頼の置ける業者を探す必要があります。
ちなみにSUVACOのトップページ下部には、「リフォーム・リノベーション会社の選び方」が掲げられていますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。