2019/08/17更新1like3662view

著者:SUVACO編集部

注文住宅(家づくり)のダンドリ

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憧れの注文住宅、いざ進めようと思っても、何から始めたらよいのかわからないという人も多いもの。まずはゴールまでのダンドリをしっかり把握し、無駄なくスムーズに家づくりを進めましょう。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

間違うと家が建たない!? 土地から探す場合の注意点

【注文住宅のダンドリ1】条件と要望を確認し、情報収集する

【注文住宅のダンドリ2】土地と家、依頼する会社を探す

【注文住宅のダンドリ3】打ち合わせ、プランづくり

【注文住宅のダンドリ4】住宅ローンの事前審査、契約・着工

【注文住宅のダンドリ5】工事・完成・入居

注文住宅、家づくりのダンドリ イメージ図

間違うと家が建たない!? 土地から探す場合の注意点

注文住宅で家づくりをする場合、土地探しからスタートするのか、すでに持っている土地に建てるのかで動き方が異なります。

最初に1つだけ、絶対に間違えてはいけない注意点を知っておいてください。それは、土地探しから家づくりをスタートする場合のダンドリ。土地の購入費と家の建築費の両方を住宅ローンでまかなうなら、「土地だけ先に買ってはいけない」ということを肝に銘じておいてほしいのです。

というのも、土地だけ先に買って住宅ローンをスタートさせた場合、後から追加して家の建築費分の住宅ローンを組むことはできないから。土地を買った後、じっくり建築会社を選んで、さあ家づくりを始めよう!と思っても、この段階で新たに住宅ローンを組ませてくれる銀行はありません。

つまり、土地と家、両方で住宅ローンを利用するなら、気に入った土地が見つかった時点で家の建築費用も一緒に住宅ローンの審査を通す必要がある、ということです。審査には家のプランを提出しなければならないので、土地探しと建築会社探しは同時に進め、具体的な家のプランを検討しながら土地を決めていかないと準備が間に合いません。

くれぐれも、土地を購入して一息ついてから家づくり始めるような、2段階に分ける進め方をしないよう注意してください。ポイントは、「土地と家は同時に進め、ローン審査は同時に」ということです。これさえ間違えなければ、途中で家づくりができなくなるような事態は避けられます。

では、次から、具体的にどう進めればいいのかを紹介していきます。

【注文住宅のダンドリ1】条件と要望を確認し、情報収集する

家づくりを思い立ったら、まず自分たちの条件や要望をまとめるところからスタートします。家計の見直しや貯蓄やローン返済の可能額を調べたり、親からの援助が望めるのかなど、自分たちの資金の状況を把握します。

この時、働き方や教育費の掛け方なども含めて、将来のライフスタイルを話し合っておきましょう。また、希望エリアや、いつまでに家を完成させたいのかというゴールを確認しておくのも大切です。


次に、基本的な家づくりの知識を仕入れておきます。これは、WEBの記事などでダンドリを確認したり、ローンシミュレーションをしてみたりといったところ。無理のない予算の目安をファイナンシャルプランナーなど専門家に確認しておくのも安心です。時間を見つけて、知り合いの家づくりの経験者に話を聞いたり、建築会社のサイトで実例をたくさん見ておくのも参考になります。

条件面の確認ができたら、家族の要望を整理していきます。このとき、大切なのは「新居でどんな暮らしをしたいのか」「どこで、どんな過ごし方をしたいか」「現在の住まいで解消したいところ」を挙げておくこと。そして、それらの希望の優先順位を考えておくことです。

「自然素材とグリーンに囲まれた気持ちいい家」など、かなえたい暮らしがイメージできるようなテーマを決めておくのもわかりやすくてオススメです。疑問点なども一緒にまとめておくと、建築会社との打ち合わせがスタートしたときにスムーズです。さあ、下準備は整いました。

【注文住宅のダンドリ2】土地と家、依頼する会社を探す

いよいよ外に向かってアクションを起こす段階です。近くの住宅展示場に足を運んだり、Webや雑誌で建築会社の情報を集め、予算と要望に合った会社を決めていきます。資料請求をすると、その会社の得意な工法やデザインなど特長が分かる資料が届きます。各社の現地見学会やイベントなどに参加してみるのも、その会社の雰囲気を知る良い機会です。

土地から探す場合は、建築会社を探しつつ、不動産会社にも相談していきます。建築会社の中には、社内に不動産部門を持っていたり、グループ会社に不動産会社を持っているなど、土地探しから相談できるところもあるので、まとめて相談するのも手。

土地と家の予算配分をエリアの相場に合わせて相談できたり、希望プランがかなう土地なのかを購入前に確認できたり、相談窓口が一つで済むことで住宅ローン審査の準備がスムーズに進むなどのメリットがあります。

【注文住宅のダンドリ3】打ち合わせ、プランづくり

興味がある会社が絞れてきたら、実際に合って具体的な相談を進めます。この段階では、複数社に相談しているのが一般的。土地の有無や予算、スケジュール、プランの要望を伝え、後日出てきたプランや概算見積もりを比較して依頼する会社を決めていきます。

なお、家づくりは大きな金額が動くうえ、数か月にわたる長期戦。担当者との相性も会社選びの重要な要素の1つとなります。

【注文住宅のダンドリ4】住宅ローンの事前審査、契約・着工

依頼したい建築会社が決まったら、打ち合わせを重ねて間取りや外観デザイン、設備の仕様など詳細のプランを詰めていきます。買いたい土地が決まった段階で、家の概算見積もりと合わせて住宅ローンの事前審査を通しておきます。

プランや見積もりに納得ができたら、いよいよ工事請負契約を結びます。契約後は後戻りするのが難しくなるので、重要事項説明やスケジュール、支払いタイミングなどをしっかり確認してから契約を結びましょう。契約後、住宅ローンの本審査が通り、無事にローン契約が済めば、いよいよ着工。毎月の住宅ローンの返済もスタートします。

【注文住宅のダンドリ5】工事・完成・入居

着工後は、近所への挨拶まわりや上棟式などを経て完成まで待つことに。ときどき現場に足を運び、進捗を確認したり、職人とコミュニケーションをとると良いでしょう。

また、新居で使うカーテンや照明、家具の準備を進めたり、ライフラインの手続きなど引っ越しの準備をしておきましょう。引き渡し前には竣工検査に立ち会い、しっかりと確認。工事完了書に捺印したら鍵を受け取り、入居となります。

注文住宅、家づくりのダンドリ イメージ図

ここまでご紹介した手順を下の図にまとめました。注文住宅で家づくりを検討しはじめたら、ぜひ参考にしてみてください。

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