家が片付かない原因を自分のせいではなく、家のせいにしてリノベーションしたSUVACOスタッフの松浦がお送りする連載の6回目。
今回はキッチンで施した工夫をご紹介いたします。
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料理自体にこだわりのない人間の工夫
キッチン全体を家具調のデザインにし、リビングダイニングに調和したオープン型に
作業する姿は腰までの扉で隠します
冷蔵庫も扉の中に収納
料理自体にこだわりのない人間の工夫
キッチンといえば、使いやすさの追求こそが自由自在に自分好みにできるリノベーションの醍醐味だと思うのですが、残念ながら私は料理があまり好きではありません。
正確に言うと、好きではないのは献立を考えることと、ごはんを食べることで、作ること自体は可もなく不可もなくなのですが、「これ食べたいから作ろ♪」という動機がないため、料理に対するテンションは極めて低めです。
そのため、使い勝手という視点での工夫が少なめなところが誠に恐縮ですが、それもまた「自分好み」ということで…早速まいりましょう!
我が家のキッチンのオーダーは、以下。
・子供とコミュニケーションを取りながら料理や食器洗いができるオープン型
・でも、来客時にキッチンすべてが見えてしまうのは嫌
・キッチン家電が目立たないようにしたい
・食洗機が欲しい
・パントリースペースも欲しい
キッチン全体を家具調のデザインにし、リビングダイニングに調和したオープン型に
まずは、オープンかつすべてが見えない我が家のキッチンをご覧ください。
リビングダイニングから見るとこんな感じ。
カウンターで子供がお絵かきしたりできるように、カウンターを少し出っ張らせてもらいました。3メートルの距離にいても寂しがるのが子供ですが、さすがにこの近さなら大丈夫なようです。
料理や洗い物中でもお構いなしに繰り出される「ママーー見てーーー!」攻撃も、オープン型なら動かずに対処できます。
というように、こちらのカウンター便利なのですが、ちょうどいい位置と高さにあるため、帰宅後のダンナ氏がポケットの中身をとりあえずここに出す…忘れないようにしたい書類をここに置いておく…などとしても活用され、松浦家「なんかこの上すぐに物で溢れる」場所ランキング1位にもなってしまっています……。
作業する姿は腰までの扉で隠します
続きましてダイニング側から。
こちらに「すべてが見えない」の工夫がされておりまして、ここに扉が隠されております。
来客時にキッチンに立っている姿がすべて見えると、「何か手伝えることあれば…」と気を遣わせてしまったり、作業中の荒れたカウンターの上が丸見えだったりと不都合な点がいくつかあるので、ダイニングチェアに座っていればキッチンの手元は見えない、という設計にしていただきました。
が、現在の1番の活躍どころは娘のお友達が遊びに来た際に、「キッチンは危ないから入っちゃダメだよ!」と締め切る時となっております。
子供はなぜか回遊したがるので、アイランドキッチンをお考えの皆さん、気をつけてくださいね。彼らはぐるりと回れるところを見つけると回遊します。マグロかな…?
冷蔵庫も扉の中に収納
冷蔵庫が見えると空間全体がいっきにキッチンになる。ここはリビングでもあるのに…!
ということで、冷蔵庫は扉の中にしまわせていただきました。あなたは隠れていなさい。
この扉は、扉自体もスライドで収納することができるので、日常は開けっ放しにし、来客時は閉じる、ということもできるのですが、ずぼらな我が家では意外なことに、普段も閉めて美しい景観を優先して暮らしております。
二重の扉が面倒なのでは?と思いきやそんなこともなく、普通に苦もなく使用しております。
食洗機は予備洗いが必要なものも結構あるので、ざっと洗った後スムーズに食洗機に入れられるように流し台の近くに設置。
パントリーは、冷蔵庫の左隣の下の棚をその役割としております。
料理やごはんに思い入れのない私ですが、キッチン自体がいまいちだとますますやる気がでませんので、私のように「はーーー今日も3回もごはん作るとか食べるとか憂鬱だ……」という方もぜひ自分なりのこだわりを入れてみてください。
自分の家のキッチンが好きになると、そこで行う業務もちょこっとくらいは好きになるかもしれません。
次回はリビングあたりの工夫をお伝えします。たぶん。
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ゆるふわ30代独身男性でも中古マンション購入+リノベはできると知らしめた、全リノベ検討者に希望を与える連載。最近また更新再開(?)したのですが、どなたかファンレターくださったんですか?