京都の商業地区や埼玉の川越に現存する「町家」。もともとは町人が住む民家で、店舗併設の都市型住居のことを指します。
蔵造などに代表される重厚な造りの町家もあり、現存する建物も少なくありません。そんな町家の魅力を活かしたリノベーション事例をご紹介します。
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町家風建築のリノベーション事例
町家を民家として再生
既存の町家のイメージを残して新しいスタイルに
町家風建築のリノベーション事例
京都の東山にあるカフェの事例です。古くからある建物を利用してリノベーションし、カフェへと改装しました。
町家本来の店舗の姿を残しつつ、風情のある店内で京都のお茶やスイーツがいただけます。
空き家だった京都の町家を改装し、一棟貸しの旅館にした事例です。
総面積100平米の広さでゆったりとくつろげる、高級旅館並みの施設を取り揃えた旅館へと生まれ変わりました。
町家を民家として再生
明治初期の建物を民家にリノベーションした事例です。
町家の真髄ともいえるトオリニワを残した建物は、多くの部屋に仕切られ狭く感じていた部屋をつなげ、広々としたリビングに改装し現代の生活様式に合うリノベーションが施されています。
既存の町家のイメージを残して新しいスタイルに
既存の町家部分を残して、住居部分を新築した事例です。
コの字型に庭を囲むように建てられ、新旧が一体化した新しいスタイルの町家が生まれました。
築45年の店舗住居をリノベーション。漆喰と古色で外観を仕上げています。
土間や囲炉裏を残し、当時の風情が残る住居のリビングです。昔の柱を残した吹き抜けのリビングは、光と風がよく通ります。
今なお店舗住居のスタイルを保っているお店もありますが、現存する建物は、店舗として、住居として、リノベーションにより新しく生まれ変わっています。風情ある日本建築の美を大切に、長く受け継ぐことができるリノベーション。その可能性はますます広がっていきそうです。