最近の和室には近代的なお部屋も多く、全体的に洋風でも床が畳でさえあれば和室、といったようなお部屋も多くなっているように感じます。 しかし、本来の和室は畳以外にもたくさんの魅力を秘めたお部屋なんです。そこで今回は、ごく普通の和室を本格且つおしゃれな和室に変身させるアイテムをご紹介致します。
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【梁(はり)】
【竹(たけ)】
【欄間(らんま)】
【水屋(みずや)】
【囲炉裏(いろり)】
【格子(こうし)】
【回廊(かいろう)】
【手作業のガラス】
【梁(はり)】
こちらのお部屋で注目するのは「梁」です。
このように焦げ茶色の古材梁を利用することで、和室がより落ち着いた空間になります。こちらのお部屋は梁と天井の色が同系色ですが、例えば天井が白といった明るめの色であったとしても、焦げ茶色と白の2色のコントラストで和モダンなテイストに仕上がるのでおすすめです。
【竹(たけ)】
床の間に利用されている柱は「竹」です。
竹を1本使用するだけで、ぐっと本格的な和室に見えます。ちなみに、この部屋の天井は「網代(あじろ)天井」と呼ばれる物で、職人さんが手作業で編んで仕上げたものです。
【欄間(らんま)】
「欄間」です。
こちらのお部屋の欄間は、竜が透かし彫りにしてあります。元々欄間は、採光や通風、室内装飾が目的としてつくられたもののようですが、天井と鴨居との間に設けられるものであるため、目にも入りやすくお部屋をより一層本格的な和室に見せてくれます。
【水屋(みずや)】
「水屋」です。
最近では、水屋のある和室は、あまり見かけなくなりました。こちらの水屋、茶器や食器類が棚に置かれていますが、この棚は「水屋箪笥」と言います。水屋は現代で言うところの台所、そして水屋箪笥は現代で言う食器棚です。こちらのお部屋もお茶室として利用されているということで、お茶の用意をしたり茶器を洗ったりする場所として水屋が設けられているんですね。
【囲炉裏(いろり)】
こちらは「囲炉裏」ですね。
一般的な住宅で見かける機会はなかなかありませんが、囲炉裏があるだけで一気に伝統的な日本家屋の和室に変わります。木の温もり、火の温もり、そして家族の温もりに溢れた温かな空間になりそうです。
【格子(こうし)】
「格子」です。
格子は、内部の採光や通風を考慮して作られたものですが、それだけでなく外部からの侵入を防ぐことやプライバシーを確保するといった効果があります。昔ながらの趣きだけでなく、このように非常に実用的であるからこそ、現代まで受け継がれているのですね。
【回廊(かいろう)】
こちらで注目するのは「回廊」です。
回廊は、元々は寺院や神社で中庭を囲むようにして造られた屋根付きの廊下のことを言いました。このように、回廊に加えて中庭も情緒溢れる庭に仕上げれば落ち着いた和の空間が出来上がりますね。
【手作業のガラス】
現在は技術も大幅に進歩し、平面なきれいなガラスが当たり前ですが、昔は一枚一枚手作業で作られていたため、均等な厚みを出すことが出来ず波打ったガラスに仕上がっていたそうです。しかし、これがまた味わい深く、懐かしさを感じさせてくれます。