砂利というと日本庭園のような「和の庭」に使われているイメージがありますが、実際どのような場所に使われているのでしょうか?調べてみると、砂利には形やサイズだけでなく色も多数あり、使い方次第で随分印象が変わりそうです。
今回は、そんな砂利の様々な使い方についてまとめてみました。
▽ 目次 (クリックでスクロールします)
防犯用に
豆砂利洗い出し
和室に敷き詰められた砂利
室内のアプローチ
家中に敷き詰める
防犯用に
砂利を踏む音は、泥棒にとってネックになりますよね。家の周囲を囲むように砂利を敷けば、目で見ても近寄りにくいですし、実際に踏むと音が鳴るので防犯としても効果的です。濃いグレーの砂利が、見た目にも落ち着いた雰囲気になります。
豆砂利洗い出し
モルタルに砂利を混ぜ、仕上げの段階で砂利が浮き出てくるように表面のモルタルを水洗いしたものを"砂利洗い出し"といいます。
自宅兼蕎麦屋の玄関は、街路から繋がる路地空間「通り庭」。玉砂利洗い出しと黒御影石の自然の割れ具合で、何とも言えない味わいが。
一方こちらは砂利同士の距離が広く、サイズも大きいためドット柄のようなPOPな雰囲気に。和の趣に少しだけ軽やかさが出ますよね。このようにモルタルだけでなく、砂利が表面に出ていると滑り止めにもなるので安全ですね。
和室に敷き詰められた砂利
昔ながらの住宅が立ち並ぶ場所にある左官職人の住まい。
和室は、坪庭と外部テラスをガラス一枚でつなげて中と外が混ざり合う空間に。また、玄関から伸びたタイル土間を設けることによりさらにその曖昧さを印象づけています。
室内のアプローチ
小さな和の中庭を囲む回廊のようなアプローチ。
シンプルモダンの邸宅から雰囲気の異なる和室へと続く路を計画。客間へ飛石を渡って進んでいく過程に訪れた人の心も躍ります。
家中に敷き詰める
玉砂利をふんだんに室内に用いた家。白い砂利が清潔感と落ち着いた印象を与えてくれます。砂利の廊下と沢山のグリーンは、室内にいながらも「外」を感じさせます。
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