床材を選ぶとき、「フローリング」か「絨毯」どちらにしたいですか?LDKはフローリング、寝室だけは絨毯という方もいますよね。各部屋の用途に合わせて選ばれていますが、それぞれの素材を使用するメリット&デメリットについてご紹介します。
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フローリングのメリット
フローリングのデメリット
絨毯のメリット
絨毯のデメリット
フローリングのメリット
近年住宅で和室の占める割合は減少し、フローリング仕上げの洋室が標準的になっています。フローリングが多く選ばれる理由は、どういったものがあるのでしょうか。
(1)豊富なバリエーション
最近は色もデザインも種類が豊富なので、好みのインテリアスタイルに対応するものを見つけやすくなってきました。
また、無垢の木を加工したフローリングでは、室内に入る自然の光を浴びることで少しずつ色が変わり、年を重ねるごとに味が出てきます。皮素材と同じような感覚ですね。
(2)さまざまな機能性
無垢フローリング(単層フローリング)以外の、いわゆる複合フローリングには、機能性の高いものもあります。
・耐干割れ性
・耐凹み性
・耐汚染性
・耐傷性
・防滑性
・清掃性
・ワックス不要
・床暖房対応
以上のように、空間の用途に合わせて素材を選ぶことができるのも魅力です。
(3)張り方で雰囲気を変えることができる
こちらはヘリボーン張りと呼ばれるもので、他にも市松張り、りゃんこ張り、斜め張りなど…張り方もいろいろ。
床材の張り方だけで部屋の雰囲気を変えることができるのが、メリットの一つといえるでしょう。
フローリングのデメリット
(1)埃が舞いやすい
フローリングは表面に凹凸が少なく、滑りやすいものが多くみられます。掃除がしやすい反面、塵や埃などの軽いものは、エアコンや扇風機などの少しの風で舞い上がってしまいます。
ハウスダストのアレルギーがある方などは、寝室をフローリングにするのはあまり適していないかもしれません。
(2)気温や湿度による影響
木は湿気や気温に影響されます。日本には四季があるため、梅雨の湿度の高い時期や冬の乾燥した時期に、フローリングも少なからず膨張や収縮をします。
フローリング材は木の板にシートを張った「シートフロア」と呼ばれるものや、無垢の木をそのまま使用したものなどさまざまありますが、自然素材の木を使った無垢フローリングがより環境の影響を受けやすいでしょう。
歩く度にギシギシという音がしたり、フローリング同士の継ぎ目の部分に隙間が生じたりと、1年を通して状態が変化するため、メンテナンスを行うべきか判断に困ることもあります。
絨毯のメリット
(1)クッション性
フローリングに比べ、布素材であるため、素足で歩くときに感じる柔らかさがあります。
子供を遊ばせる際、おもちゃを落としたり投げたりしてもクッション性が高く、床が傷つくこともありません。
寝転んだり地べたに座るのも、フローリングに比べ抵抗が少ないでしょう。
(2)布素材の持つ機能性
音の吸音率がよく、反響しにくいという性質があります。絨毯の方が階下へ音が響きにくいので、マンションで子供がいるご家庭にはおすすめです。
また、塵や埃も舞いにくく、寝室や書斎などの空間にも選ばれることが多いです。
絨毯のデメリット
(1)掃除しにくい
絨毯の場合、塵や埃を舞い上げない分、掃除機では十分にゴミを取りきれない心配があります。
日々の掃除機で取りきれない分や液体系のシミなど、水洗いを行いたいところですが、一度張ってしまった絨毯を剥がして洗うことはできません。
(2)ダニの心配
現在では防ダニ加工の商品もあり、かなり改善傾向にありますが、フローリングに比べ保温性も高いことからダニの温床になりやすく、まったく心配がないとは言い切れません。
フローリングと絨毯は、それぞれの性質が大きく違うため、食事をするところや頻繁に掃除が必要なところはフローリングに、くつろぐ空間は絨毯を選ぶなど自分にあったスタイルで選ぶことをおすすめします。
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