2015/05/19更新0like2127view

著者:SUVACO編集部

【専門家紹介】建築家:森清敏/川村奈津子「目指すのは、『時を経ても愛され続ける建築』」

シェア ツイート

森清敏氏、川村奈津子氏による一級建築士事務所“株式会社MDS”。建築、インテリアの企画、設計、監理はもちろん家具やプロダクトの企画、製作まで住まいづくりに欠かせないあらゆる業務を行っています。今回は彼らの設計におけるコンセプトと手がけたプロジェクトをご紹介します。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

設計におけるこだわりとコンセプト

プロジェクト紹介<1> 「くり抜く」ことで生まれる光と影の家

プロジェクト紹介<2> 丘に建つ眺望を生かした家

プロジェクト紹介<3> 木曽川の花火を楽しむ桟敷のある家

設計におけるこだわりとコンセプト

住宅の設計において重要なのはクライアントとの信頼関係。
あらゆる角度で可能性を探り、その家族の住まいにおけるテーマを引き出すために、とにかく「話すこと」が大切だと彼らはいいます。その方針のもと、クライアントとの打合せには原則、森氏、川村氏両者が同席し、男女双方の視点で設計、監理を進めていきます。
 目指すのは、「時を経ても愛され続ける建築」。表層的な新しさや過剰な機能を追い求めるのではなく、「魅力的な佇まい」と「気持ちの良い空間」を誠実につくり上げます。

プロジェクト紹介<1> 「くり抜く」ことで生まれる光と影の家

北側以外は住宅が密集する土地に気積が最大となる骨格をつくり、そこから「くり抜く」という引き算で容積率をクリア。光と風を取り込みつつも近隣からの視線を遮る効果を生み出しています。
くり抜いた部分に窓を設けることで光を内部空間に取り込むとともに、ハイサイドライト下に仕込まれた間接照明の光が天井に反射し、柔らかな光を室内に落とします。

プロジェクト紹介<2> 丘に建つ眺望を生かした家

より良い眺望と前面道路からのプライバシー確保のため、居住スペースを2階に配置した住居。
眺望を楽しむために、2階リビングには大間口の窓を設置。これにより前面道路から見える天井は木の重量感があふれる梁材を敷き詰めたデザインとし、「家の顔」の役割も兼ねています。

プロジェクト紹介<3> 木曽川の花火を楽しむ桟敷のある家

木曽川が近くを流れる丘陵地に建つ住宅。スリットと傾きが外観に豊かな表情をつくり出しています。
「木曽川で行われる花火大会を家から見たい」というクライアントの要望に応え、シンプルな片流れ屋根にスリットを入れてリビングに桟敷を設計。日常では室内に光や風を取り入れるために一役買っています。

SUVACOは、自分らしい家づくり・リノベーションをしたいユーザーとそれを叶えるプロ(専門家)とが出会うプラットフォームです。

家づくりについて学ぶ

「自分らしい家づくり」に大切な、正しい家づくりの知識が身につくHowTo コンテンツ集です。

専門家を無料でご提案

家づくり・リノベーションはどこに頼むのがいい?SUVACOの専任アドバイザーが全国1,000社以上からご希望に合うプロをご提案します。

住宅事例をみる

リノベーション・注文住宅の事例を見たい方はこちら

家づくりの依頼先を探す

リノベーション会社や建築家、工務店など家づくりの専門家を探したい方はこちら

同じテーマの記事

同じテーマのQ&A

住まいの記事 カテゴリー一覧

専門家探しも、家づくりのお悩みも
SUVACOのアドバイザーに相談してみよう

専門家紹介サービスを見る

上へ