自分の目でじっくり選んだものだけに囲まれて暮らしたいこだわり派に「ヴィンテージモダン」が人気です。「ヴィンテージ」は一般的に「古いもの」という意味で使われる言葉で、それに対し「モダン」は「現代的な」という相反する意味があります。今回は、両極端なテイストがミックスされたヴィンテージモダンの素敵なお宅をご紹介します。
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ヴィンテージモダンな空間とは?
おしゃれなヴィンテージモダン実例
ヴィンテージモダンな空間とは?
「ヴィンテージ」も「モダン」も建築やインテリアで使われる意味は広いですね。
「モダン」といっても、幾何学的なデザインを取り入れたシャープなスタイルから北欧モダンやフレンチモダンなど、もともとあったスタイルを現代風にアレンジして洗練された雰囲気にしたスタイルもあります。
「ヴィンテージ」に関しても同様に、アメリカンカントリーやブルックリンスタイル、昭和レトロなどさまざま。年を重ねた味わいや懐かしさを感じさせるテイストなので範囲が広いです。
例えばこちらのお宅、北欧モダンと和民芸をミックスさせたインテリア。新しい家具であっても日本の伝統を受け継いだ和民芸は、どこか懐かしいヴィンテージな雰囲気が漂います。機能的でモダンなキッチンと素材感やつくりが味のある食器棚の組み合わせは、まさにヴィンテージモダン。雰囲気の違うものが上手く共存しています。
おしゃれなヴィンテージモダン実例
都心のヴィンテージ
都心にある築40年のヴィンテージマンションリノベ。
躯体あらわしやブロックの壁、パーケット床、土間インナーテラスなど、インテリアカラーはモノクロで統一。シンプルでミニマム、施主が好きなミッドセンチュリーの家具やインテリアに合う空間になりました。
素材使いで感じるヴィンテージ
他県から都内へ、子供3人それぞれの個室と夫婦の趣味アトリエのある住まい。
綺麗好きの妻の希望を取り入れた生活動線やインテリア素材の採用で、ヴィンテージを感じる印象的なインテリア空間となりました。
ヴィンテージ ノスタルジア
図面もなく増改築が繰り返された、昭和初期の建物リノベーション。
レトロな応接間は戦後増築されたもので、縁側だった形跡が欄間に残っています。応接間の姿を残しつつ、デスクと作り付け本棚でホームオフィスと趣味室を兼ねた夫の部屋に生まれ変わりました。白蟻被害を受けていたコーナーは柱梁を入れ替えて耐震壁を追加。
ヴィンテージなタイニーハウス
成長した子どもの個室を作るために2回目のリノベーション。
前回のリノベは娘がまだ2歳。畳の小上がりに布団を敷いて就寝、ちゃぶ台を出してご飯を食べるというようないつも家族が一緒という昭和的な暮らしのライフスタイル。今回は、高校生になった娘に木板張りの可愛らしいタイニーハウスをイメージした個室をつくりました。
ヴィンテージ家具が主役!
へリンボーン床や躯体あらわしの雰囲気が、秘密基地のような遊び心を感じる住まい。
4LDKだった間取りを、間仕切りをなくしてリビングを大胆に広げました。ベンチのように腰を掛けられる段差やロフトを楽しんだり、ライフスタイルの変化に合わせてフレキシブル使うことができて、大切にしているヴィンテージ家具が主役の空間です。
アンティーク建具や家具が馴染んだヴィンテージ空間
築48年の神戸の街を見下ろす高台にある眺望の良い住まい。
アンティークが好きな夫婦のための、自分たちらしい開放感のある空間に。レトロな型板ガラスやもともとの木枠を外まわりのサッシに再利用したり、梁も白く塗装するなどアンティークの建具や家具が馴染むような仕上げに。古い家だからこその味わいを感じる部分をなるべく残しながら、天井断熱など住宅機能もバッチリです。
ため息ヴィンテージ
「高級旅館に来たみたい!」とよく言われるそう。
経年による設備等の劣化やライフスタイルの変化による不満を解消するためのスケルトンリノベーション。間取りはあまり変更せずにデッドスペースや未使用箇所をなくして内素材にこだわりました。リビングの組子障子は家紋にある竜胆がモチーフです。天井や壁面にモイスを採用し調湿効果と柔らかい光の反射を取り入れました。
ヴィンテージ効果のある室内窓
昔ながらの商店街の中にたたずむ3階建て住宅を、1階部分がリノベーション事務所併設にリノベ。
打ち合わせスペースは、食事を囲むダイニングをイメージ。ステンドグラス職人にオーダーした背面にある室内窓は、ダイニングと他の空間を区切るゆるやかな存在。今好きなものを詰め込みながら、施主たちに提案するための実験的要素のある空間です。
温かみ効果のあるヴィンテージ
コンクリート打ちっぱなしの天井に、ブラックのダクトレール照明、ステンレスキッチンにモルタルの床のインダストリアルスタイルのLDK。このモダンな空間にあえてヴィンテージのドアを合わせることで、温かみがプラスされ印象的な雰囲気に。
経年が美しいヴィンテージ
リノベーションから17年後、経年も美しいリビングスペース。
テレビも収納された、様々な大きさの収納がぴったりと組み合わされている壁面。毎年の手入れによって、ヒノキの床材、ベイマツの壁面収納の風合いが美しく深まりました。
物語の1ページのようなヴィンテージ
玄関横の洋室の間取りを変更して玄関土間を広く見せた住まい。
廊下を含め内装を黒に統一。小さな窓と月のようなペンダントライトでヴィンテージ間のあるディスプレイを浮かびあがらせています。スタイルのある家具やインテリア小物、斬新でありながらもレトロな雰囲気を醸し出しています。
現代とヴィンテージのコントラスト
エントランスに置かれたチェスターフィールドソファは、総革張りの鋲飾りとボタン留めが特徴で、イギリスの伝統的な家具らしい重厚感があります。チェスターフィールドのソファと現代的なステンレスキッチンの対比がインパクトを与え、印象深いヴィンテージモダンになっていますね。
懐かしさと新鮮さが絶妙なヴィンテージ
ヴィンテージモダンは家を現代的なつくりにして、家具でヴィンテージ感を出すケースが多いのですが、こちらのお宅では壁をアーチ型にし、床をあえて絨毯敷きにすることでヴィンテージ感を演出しています。懐かしさと新鮮さ、絶妙のバランス感覚をもってつくり出された空間ですね。
ブルックリンスタイルにこだわりヴィンテージ家具
ヴィンテージモダンの代表格ともいえるブルックリンスタイル。こちらのお宅はブルックリンスタイルのリビング横に和室を配置していますが、モダンな琉球畳にすることでバランスよく調和しています。また、リビングダイニングに配置したこだわりのヴィンテージ家具が空間に映えて素敵です。
古いものを大切にしつつ、現代の生活スタイルにもマッチする「ヴィンテージモダン」は、居心地のよさとデザイン性を兼ね備えた最適なインテリアスタイルかもしれません。ぜひ参考にしてください。
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