ブラックウォールナット・チークと並んで世界三大銘木の一つ、「マホガニー」。古くから家具やインテリアの材料として使用され、希少で高級な木材として知られています。見た目にもその高級感は伝わってきますが、どのような特徴があるのでしょうか?
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マホガニー材の特徴とは…
お部屋の主役!造作家具で使うマホガニー
様々なインテリアに
マホガニー材の特徴とは…
実はマホガニーには「キューバン・マホガニー」「ホンジュラス・マホガニー」「メキシカン・マホガニー」と3種類あり、センダン科マホガニー属に属するこれらを総称してマホガニーと呼ばれています。
「赤い黄金」などと言われ、以前は高値で取引されていましたが、現在はワシントン条約によって天然木の取引制限がされているため、業者も入手困難な状況です。
マホガニーは加工性が良く耐久性にも優れているため、昔から家の内装材や高級車のハンドルやダッシュボード、楽器ではギターやドラムにも使用されています。
特徴としては、木の皮に近い辺材は白黄色、中心部の芯材は淡い赤色から暗い赤褐色だったりとさまざまな表情を持っています。
そして、繊維方向にほぼ一定周期で見られる縞模様。光が当たると輝いているように見えるこの模様をリボンに見立て、「リボン杢」と呼ばれています。
経年変化は早くに現れ、淡い色だったものが赤みを帯びて深い色合いになり、濃淡の差もだんだん落ち着いてきます。
お部屋の主役!造作家具で使うマホガニー
右側の長い収納棚がマホガニー材です。ピカピカの光沢を放ち、ヘリンボーンのフローリングやデザイナーズ家具とも相性抜群。高級感がありシックな印象になります。
塗装を重ねたマホガニーのツヤが上品で大人空間を演出します。この長い収納棚は、テレビ台・デスク・キッチンとすべての役割を果たします。
天井まで続く造作洗面台。マホガニーと天井のレッドシダーの色味で落ち着いた印象になり、より一層リビングの明るさを引き立てます。
リビングダイニングにかけて設置されたワークスペース、造作家具がマホガニー。特有の木目が温かく、優しい上質な空間をつくり上げています。
様々なインテリアに
家の中央に位置するキッチンは、マホガニーのルーバーと大谷石のオリジナルデザイン。ルーバーにすることでマホガニーに立体感と表情が生まれ、この家の中心になり存在感たっぷり。マホガニーの優しい色合いが、アットホームなぬくもりを感じさせてくれます。
キッチンのルーバーと繋がるように設置されたダイニングテーブル。実はエクステンションテーブルで天板をスライドさせ、大人数にも対応することができます。
上質で大人な雰囲気のあるマホガニー材。性質や特徴を知るとより興味深くなりますね。自然素材ならではの肌触りの良さで心地よく過ごせます。
希少な高級材木のマホガニーですが、魅力がたくさんあり人気があるのは納得です!インテリアが好きな方は、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。