世の中には三角や四角などたくさんの形がありますが、住宅はコストの関係や家具の置きやすさなどから、四角で構成されることが多いものです。特に最近は地震にも強いとされるキューブ型の家が人気。しかし、家の中にどこか一つ丸みを帯びた曲線を取り入れると、雰囲気ががらりと変わります。
角のない美しい曲線は、見る人に優しさや穏やかさを感じさせてくれるものです。壁で大きく取り入れたり、小さなところでさりげなく取り入れたり。さまざまな曲線の取り入れ方を集めてみましたのでご紹介します。
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曲線の間仕切り壁
地中海を思わす曲線と配色
洗面台を曲線に
螺旋階段はまさに曲線！
曲線 x ニッチベンチ
曲線 x アプローチ・玄関床
曲線の間仕切り壁
廊下からアーチ状の引き分け戸を通してみたダイニングキッチン。
奥のウッドデッキと床の高さをそろえれば、ひとつに続いているような空間に。
リブ貼りのR壁が美しいリビングダイニング。
北欧デザインの巨匠、アルヴァ・アアルトの波打つ天井をイメージしたそうです。構造体の鉄骨は白く塗装して天井になじませて高さを強調しました。
地中海を思わす曲線と配色
緩やかな曲線を描いた真っ青なドアがとても印象的です。キッチンへ繋がる奥の入口も同じ形にすることによって、統一感がありますね。
洗面台を曲線に
アーチ形状が連なっている玄関ホールの洗面スペース。
アーチが内外に連なることにより、中と外の境界を曖昧にしました。庭の内部化に、リビングダイニングを外部化をして、プライベートを保ちながらも明るく開放的に広がりのある空間です。
螺旋階段はまさに曲線！
形も色使いも美しい螺旋階段です。そこにあるだけで一つの芸術作品のように見えますよね。
曲線 x ニッチベンチ
一歩通りを出ると、商業建築が建ち並び、時間が加速度的に流れる周辺環境。
リクエストの「採光を充分に確保できる住空間」にするために、適切に窓や開口を連続、分節、結合しながら採光、通風を確保しました。採光部に合わせたニッチのようなベンチが素敵！
曲線 x アプローチ・玄関床
住宅街に建つ平屋の住まい。
建物の外に家とつながる幅広い土間と、その土間の中や周囲に草花や木のある小さな並木道をつくりました。 並木道は住まいに組み込まれるような円形に、元々あったミモザの木を生かした計画をしました。