アプローチを彩り、敷地と道路などの外をつなぐ出入り口となる「門扉」。あらためて門扉の種類を知れば、開き方や素材など「こんなに種類があったんだ」と驚きがいっぱい。今回は、玄関まわりのエクステリアの中でも、特にこだわりたい門扉の種類や素材をご紹介します。
SUVACOが専門家をご提案
家づくり・リノベーションはどこに頼むのがいい?SUVACOがご要望に合ったプロを提案します。
> 詳しく見る
▽ 目次 (クリックでスクロールします)
門扉の開き方は主に3タイプ
門扉の素材1:重厚感のある鋳物門扉
門扉の素材2:ナチュラルな木目調門扉
門扉の素材3:デザイン豊富なアルミ門扉
門扉の開き方は主に3タイプ
門扉の開き方は、主に以下の3つのタイプがあります。
<内開き>
一般的に広く使われているのが、道路側から家側へ内向きに開くタイプ。開く扉の分だけスペースを必要とします。
<外開き>
家側から道路側に開くのが外開きタイプ。開閉時、通行人や車に当たらないよう、家側に少し後退させて設置します。
<引き戸>
横方向へスライドして開ける引き戸タイプ。スペースのないアプローチ玄関でも取り入れられます。楽に開閉できるため、ベビーカーや自転車の出入り口にもおすすめです。
玄関スペースや使い勝手の好みに合わせて選びましょう。
門扉の素材1:重厚感のある鋳物門扉
門扉の素材で人気なのが、重厚感のある鋳物。
表面が少しざらりとしていて趣があり、鋳物素材ならではのどっしりとした門構えになります。
パリから移住した芸術家夫妻のアトリエ付きの住まい。
一言で茶色とは言えない色の瓦屋根にアイボリーの壁の洋館が、まるで絵のように緑の中にたたずんでいます。
レンガ調の洋風の建物には鋳物の門扉がぴったり。
エレガントで上質感のあるデザインが多く、ヨーロピアンテイストの門扉をお探しの方におすすめです。
プライバシーを保ちつつ、開放的な広がりを感じる空間プランの住まい。
アプローチは、道路から内部の様子を見えないように、奥へ奥へと惹き込まれるようなデザイン。門扉がチラ見だけになっていますが、モダンなデザインが室内インテリアにとてもよく合っています。
門扉の素材2:ナチュラルな木目調門扉
レッドシダーの門は家の玄関扉。そこから先は「家の中」。
花壇にはワイヤープランツやシロタエギク、ギボウシ、窓の前に花台にはヘデラのプランターを。外壁面にワイヤーを張って、カロライナジャスミンとクレマチスをはわせました。
建坪わずか9坪の戸建てリノベーション。
玄関から裏庭まで、光と風が抜ける通り土間をつくりました。門のように住まいを守っている2階バルコニーまでの高さのある格子と、隣家の屋根越しに採光を得ることで明るいLDKに。
軽やかな木目格子の門扉。
庭の核となる、高さ10mを 超える3本のセンペルセコイヤ。住宅では見かけないスケールの高木と庭の周 縁の斜面の木々が相まって、深い森が広がっているような錯覚を覚えるほどの奥行きです。
木目調門扉は、ナチュラルでモダンな建物によく合う温かみが魅力です。
こちらのお宅では建物の外観に合わせた杉板コンクリートのゲートタイプの門。レッドシダーの格子の扉越しに玄関が見えるようにプラン。
門扉の素材3:デザイン豊富なアルミ門扉
一般的に広く取り入れられているのがアルミ門扉です。
デザインや色も豊富で、和洋問わず合わせやすいのが人気の理由。軽くて長持ちするのも魅力です。
土地わずか12坪に建つ賃貸住宅。
超小型車であれば駐車可能。道路に面した朱色のガラリ引き戸は、門扉でありながら、引き込めば駐車に必要な間口を確保できます。
長屋の1軒をリノベーション。格子と揃いの門扉から通り土間が奥まで続いて、格子の向こうに見える前庭の奥に部屋がつながっています。
門扉の格子を閉じると一面が格子というデザイン。前庭の緑が格子からのぞく様子は、すっかり街に溶け込んでいます。
比較的リーズナブルで、他の素材に比べるとカジュアルな印象のアルミ門扉。腐食や錆などにも強く、耐久性があることも特徴。
こちらのお宅のように、直線的でシンプルなデザインが多くみられます。黒フレームはよく見かけますが、白も新鮮で素敵ですね。