ダイニングテーブルと言えば、キッチンに隣接するダイニングルームに置かれた四角形のテーブルというのが一般的でした。もちろん、テーブルのデザインは円形や楕円形だったり、素材や大きさもさまざまではありましたが、キッチンとは別空間に設置されることが当たり前だったように思います。
けれど、最近のダイニングテーブルは、設置場所もデザインも以前とずいぶん変化してきました。ここでは、7軒のお宅の実例をご紹介しながら、今どきのダイニングテーブル事情に迫ります!
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キッチンとダイニングテーブルが一体化。スペースを有効活用するデザインに注目
キッチンとテーブルを一直線に
テーブルを掘りごたつ式に
カウンターを変形させて
キッチンからL字につなげて
カウンターとテーブルをひと続きに
コンパクトなテーブルでカウンター風に
リビングともミックスさせて
キッチンとダイニングテーブルが一体化。スペースを有効活用するデザインに注目
キッチンにいても家族とコミュニケーションがとりやすい、オープンキッチンスタイルが人気となってからも、やはりテーブルはキッチンのすぐ近くというのが主流でした。
けれど最近、テーブルがキッチンとひと続きになっているお宅がよく見られます。これまでもキッチンにカウンターを設け、椅子を置いて使うお宅は多くありましたが、その場合は別にダイニングテーブルがあるものでした。それとは異なり、キッチンとダイニングテーブルが一体化しているというのが今どきのスタイルのようです。
そんなダイニングテーブルのおかげで、キッチンとダイニングの空間がコンパクトにまとまり、すっきりとした印象に。ここに登場するダイニングテーブルを見れば、人気急上昇の理由もうなずけますよ。
キッチンとテーブルを一直線に
キッチンに生かしたナチュラルな木をダイニングテーブルにも使い、素材もデザインも統一させています。トップの高さをそろえるため、キッチンのフロアだけ段差をつけて下げました。こうすれば、調理中もテーブルに座る家族と視線が合いやすく、会話も弾みます。
テーブルを掘りごたつ式に
キッチンとテーブルが完全に一体化しているのがこちら。テーブルは掘りごたつ式なので、リビングから続く床にそのまま座って使うことができるという、ユニークなデザインです。料理中も後片付けの時も、家族と会話を楽しみながら作業できます。
カウンターを変形させて
ダイニングテーブルを選ぶ際、ちょうど良いサイズの気に入ったものが見つからなかったというこちらのお宅。そこで、マンションの限られたスペースにぴったりと収まるよう、こんなテーブルを造作しました。カウンターの端が丸テーブルのようになっているので、家族で集うスペースとして充分です。
キッチンからL字につなげて
変形のリビングのデザインに合わせ、ダイニングテーブルも個性的。とはいえ、キッチンとつながっているので使い勝手も良く、形や置き方にこだわったぶん、空間に見事にジャストフィットしています。
カウンターとテーブルをひと続きに
一見、オーソドックスなダイニングテーブルかと思いきや、その伸びた先がキッチンとつながり、カウンターになっています。広い空間を占めていますが、トップがフラットなので印象はすっきり。朝食はカウンターでサッと済ませ、ディナーはテーブルで家族団らん、パーティの時は両方使って大勢で、とさまざまに活躍してくれそう。
コンパクトなテーブルでカウンター風に
木の素材感をたっぷり感じられる造作キッチンに合わせて、ダイニングテーブルも設置。料理中の作業台として、カウンターとして、家族で囲む食卓として使える絶妙なデザインが魅力です。
リビングともミックスさせて
石タイル材の腰壁に囲まれたキッチンのこちら側にある、広々としたダイニングスペース。テーブルは腰壁に直接つけられています。また、テーブルの片側はリビングから続く畳の小上がりとつながっているという、ゆったりとくつろげるアイデアです。
最近のダイニングテーブルの変わりぶりには驚きですね。料理をテーブルに運ぶといった家事動線もスムーズになるうえ、キッチンに居ながら家族と会話を楽しめるダイニングテーブルは、ますます人気が高まること間違いなし!