建物の第一印象を決めるものが外観だとすれば、玄関は住まいと来訪者がいよいよ最初に接する場所です。
ここで与えた印象が決定的な役割を果たすこともあります。
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筒の家
HOT home
オビノイエ
富士見ヶ丘の家
光を抱く家
筒の家
この住宅は、車椅子で生活をされている方のシェルターです。
自ずから玄関扉は引き戸となり、バスが走る前面道路のグラウンドレベルと建物のフロアレベルは最小の段差に抑えられ玄関内のスロープで結ばれています。廊下は直進する車椅子のトレースそのままに筒状の直線空間になっています。結果として、思わず引き込まれそうなエントランススペースが出来上がりました。
HOT home
玄関を入るとキリコの絵のようなピクチャレスクな光景に出会います。一瞬時間が止まったような静謐な空間がそこにあります。建築協定によって制限を受けた外観からは想像つかない内部世界の幕開けです。
オビノイエ
狭小立地であるがゆえに 各層の壁をずらすことで得られた貴重な採光が、自ずとエントランスに立った人を奥へと導きます。時間帯によって刻々と変る光は住む人に時計代わりの役割を果たしてもいます。「家はうつろだから住めるのだ」と言った東洋の賢人の言葉を期せずして思い浮かばせてくれるような玄関です。
富士見ヶ丘の家
あたかも別荘地であるかのような広大な森に接して計画されたこの住宅は、多様な美しさを見せる自然の森の見せ方に最大の腐心が払われています。玄関とて例外ではありません。窓の外に映る森の緑を引き立たせるため、黒壁からは扉の存在をも消し去られています。
光を抱く家
玄関に入った瞬間、建築家の意図する光を抱いた家に足を踏み入れたことを悟ります。黒壁と積み木を積み上げたような収納に挟まれた魅惑的な廊下の先からは圧倒的な光が注ぎ込み、来訪者を光りある方へ導きます。