近頃の住宅は収納力の高いものが多く、インテリアもシンプルなテイストが好まれる傾向に。なかでも「色数を抑える」「見せない収納」「整理整頓され、すっきりした空間」が、人気のキーワードです。今回は、シンプルインテリアにアクセントカラーを取り入れたおしゃれな事例を紹介します。
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配色における「アクセントカラー」とは?
クッションやラグから色を変えてみる
椅子をアクセントに
アート自体をアクセントカラーに
スポーツカーがアクセント⁉
配色における「アクセントカラー」とは?
インテリアのカラーコーディネートで重要なのは、配色。また、色の面積配分もとても大切です。空間の配色を構成するのは、面積の大きい順に以下の3つ。
●ベースカラー(基調色)
インテリアの大部分を占める色で、全体のイメージを左右します。一般家庭では白が多いです。
●アソートカラー(配合色)
ベースカラーの次に面積が大きく、ドアや建具など、取り換えが容易ではない部分に使われる色です。
●アクセントカラー(強調色)
その部屋のインテリアの個性を表現する色です。面積は全体の1割以内に抑えるとよいとされ、クッションやファブリックなど容易に取り換えられる部分に用いると、季節や気分でインテリアの変化を楽しめます。また、最近は壁紙を簡単に貼り直せる市販のDIYツールも増えているので、壁に冒険色を使うことも一般的になりました。
もともとアクセントカラーは空間に変化や動きを与えるものですが、シンプルなインテリアが主流となった近年は、インテリアに個性を与えるアクセントカラーがより不可欠な役割を果たしています。
クッションやラグから色を変えてみる
先述のとおり、アクセントカラーは取り換えが容易なクッションカバーやラグに用いるのが一般的です。
ラグはクッションより面積が大きいので、部屋のイメージをガラっと変えることができます。床壁天井などをシンプルに仕上げれば、アクセントカラーがシックな色目でも引き立ちます。
椅子をアクセントに
ダイニングチェアの張地やパーソナルソファをアクセントカラーにするのもおすすめです。こちらの住まいでは家具カラー自体はシック、デザインや素材感がアクセントととなって空間を引き立たせています。
こちらはパーソナルソファにアクセントカラーを使った事例。鮮やかなレッドが目を引きます。ソファは、数年後にカバーを張り替えたり、本体を買い替えることもありますよね。思い切ってアクセントカラーの導入を検討してみては。
アート自体をアクセントカラーに
アートがひとつあると、部屋全体をクラスアップしてくれます。気分によってかけ替えたり、場所を移動できるのもいいですね。
こちらのお宅では、右側にあるアートのブルーとラグがカラーリンクしています。また、アソートカラーのグレーが、ベールカラーのホワイトとアクセントカラーのブルーの対比を緩衝する役割を果たしています。
ベッドルームの壁面自体をアクセントとする場合、ベッドヘッドボードと合わせてモールディングデザインを計画するのが素敵!ファブリックやベッドリネンもさりげなくカラーリンクさせると、空間が引き締まります。
色数をできるだけ抑えたシンプルなインテリアは、個性的なアートを引き立てます。
スポーツカーがアクセント⁉
外空間を四隅を吹き抜けにすることで、プライバシーを確保しつつ外とつながって、広がりを感じられる空間を実現。
明るく広いLDKでも、外からの目線が気にならず、休日でもリラックスして過ごすことが出来るそう。迫力の絵画だけでなく白いスポーツカーもアクセントに。
シンプルインテリアに映えるアクセントカラーの取り入れ方を、実例で紹介しました。まずは身近なクッションなどから、色を楽しむ生活を始めてましょう。