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小田原市ののどかな住宅街のなかに建つ、珈琲専門のカフェ。
すこし大きな木製のテーブルを10個平面的につなぎわせることによって全体を構成している。それぞれは大きさ・高さが違っていて、その下にはその大きさにあった家具と照明、植栽などが置かれていろんな場所ができている。
テーブルと椅子があって、それを覆う屋根があって、そこに淹れたての珈琲が運ばれてくるとカフェとしての場所になる、そんなカフェとしてのプリミティブな構成を、全体をつくる建築の構成として考えている。それぞれのカフェとしての場所は、木々を眺めたり、静かに本を読んだり、みんなで集まったりできるようにいろんな場所ができている。カフェとして必要な家具のような小さなスケールを手掛かりとして、それぞれの場所は独立していながらも全体としては内部と外部の境界も含めて曖昧に溶け合いながら柔らかく分節している、そんなところで好みの場所と珈琲を選んで、のどかな住宅街のなかでポケットパークのようにゆっくり寛いでもらえるようなカフェをつくった。
2012/ JCD Design Award 2012 Best100 入選
2013/ World Architecture Community Awards 13th Winners