単にモノを収納するという機能を超えて壁面収納のもつ構成美、その縦桟や横桟の組み技が美しい壁面収納。
家をつくるときには是非おさえておきたい収納空間について、その魅力をいくつかご紹介いたします。
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構造美に収納あり
大きなキャンバスのような
美しいキッチン収納
構造美に収納あり
この住宅を支える構造体自体が壁面収納として活躍します。門型のフレームを等間隔に幾重にも連立し、奥に細長い空間を構築するために考案された構法の一つです。
奥行方向に構造用合板を貼ることで耐震性を確保し、コストパフォーマンスにも優れる住宅です。基本的には内部仕上げという発想はなく、棚板や収納扉をフレーム間に挿入することで美しい収納空間を実現しています。また、室内空間の床壁天井を同素材で設えていることや壁面収納の規則的な構成が、むしろ住み手の自由な収納感覚を促します。
大きなキャンバスのような
同建築家による、先ほどと同じ構法で設計された住宅です。一階は、基礎立ち上げ部分をコンクリート打ちっぱなし仕上げにして、そのまま内部空間として仕上げしています。こういったことも門型フレームの構法同様、合理性の強い設計で結果コスト安にもつながっています。
様々なものが収納される壁面収納と荒々しいコンクリート素地、また、自転車をリフト収納するNYスタイル的な感覚が相まって、このシリーズの住宅は同じスタイルを持つとはいえ、住み手の個性をより引き出す住宅となっています。壁面収納が魅せるもう一つの顔かもしれません。
適宜な大きさの吹き抜け空間と奥行きのある室内に1・2階部分からの開口が効果的な明るさを導き出します。
美しいキッチン収納
統一感のある壁面収納の品位が光る美しいキッチンです。
白に統一され、天井まで伸びる収納扉。立面的に美しく、また使いやすく分割された収納扉がこのキッチンの清潔感をアップさせています。もちろんキッチンだけでなく、住宅全体の建具や家具が統一感を共有することで住宅全体に静穏さ持たせています。