見慣れた住宅街の中に建つシンプルモダン住宅。
そのプリミティブな建築形態がいったん地上に姿を現すと、周囲の街並みは詩情豊かな世界に早変わりします。
寡黙な表現の中に本質を極めたシンプルモダン住宅。まずは秀逸な外観をご覧ください!
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設計者の岡本さんがこの場所に置いたものは、時代の流行にとらわれず、シンプルで飽きの来ない白い箱です。主張しすぎずさりげなく周囲に潤いをもたらすことを目指したニュートラルなデザイン計画は逆に、街並みに強いメッセージを発しています。
水平方向に並んだスリット窓が印象的なファサードは、あたかも白い教会のようにも見えます。この建物が在来木造で構築されていることに気付く人はどれだけいるでしょうか・・・。内からも外からも様々な風景を垣間見せるスキマが取られたこの小住宅には、都市に住まうことの可能性が詰め込まれています。
杉板型枠打ち放しコンクリートで囲われた1階基壇部分の上に、木構造による白い箱がずれながら塔載されています。その立体造形は、シンプルでありながら力強さを感じさせると共に、内部空間のありようを外部に表出させない強い意志を窺わせます。
白い箱が重なり合ったシンプルモダンのコートハウス。白い光が白壁を洗う清冽さはえもいえぬ美しさを醸し出し、適度にプライバシーが保たれた家族の暮らしを彩っています。
十字を切った大きな透明ガラスをはめられた白い箱がボリュームラスな印象を与えるこの住宅は、母屋の離れとして計画されています。設計者富永さんのご両親のための居住空間であるだけに、思い切った空間の遊びが随所に見られ、周囲に強いインパクトを与えています。