住宅を設計してもらうのに期待してしまうことのひとつ。それは、どんな風景が眺められる家なのかということではないでしょうか。もちろん恵まれた眺望を楽しめる立地なら最高です。しかし、たとえ眺望がのぞめなくても庭を眺められたらそれで十分幸せです。またそれが、外からは見えないプライベートな中庭だと言うことはありません。
ここでは、自宅に中庭を持つ家を紹介しています。ただし、その中庭は、すべてが出来上がった庭ではありません。家によっては一本のモミジからスタートする現場もあります。大抵の庭は、年月とともに成長していきます。その様子も楽しんで見ていきましょう。
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通りから外観を見ただけではその存在に気づかない中庭。
こんな家なら、お孫さんも気軽に遊びに来てくれるのではないでしょうか。
間取り的には、2階からもこの中庭を臨めるようにつくられています。
ダイニングからもその佇まいが感じられます。もともと外部に庭が取いづらい京町家。一歩家に入ると外からは考えられない癒しの空間が広がっています。
子育てを充実させるため、妻のご両親と二世帯同居住宅を計画しました。二階の子世帯とは中庭を介してつながっています。外部の自然環境を利用しながら、二世帯が気持ちよく暮らせるよう配慮しています。最上階は、フリークライミングだけで行ける展望台とのことです。
1階親世帯のリビングを吹き抜けからみたところです。祖父母と戯れるひと時。
こちらの家は健康や環境に配慮し、構造用合板の類は一切使用せず、すべて無垢の板を使って建てたそうです。そうした趣味趣向が関係している訳ではありませんが、中庭を囲うイベント会場のようなリビング。ここにも施主のライフスタイルの一端が表れているかのようです。
中庭はまだ完成はしていません。これから少しずつ庭木が増えていく予定だそうです。
毎年少しづつ楽しみが増えていきそうですね。
建物はシンプルな寄棟平家建てですが、正面からは気づかない中庭が存在しています。
この中庭を中心に生活できるとは、なんて幸せなことでしょう。
ここも二世帯住宅。2階に設置された中庭テラスが子世帯エリアの開放感を演出しています(この写真は2階です)。光を通す半透明の屋根材はFRPでしょう。
2階寝室の前にも中庭テラスを設置しました。とにかく光は入りますが、寝室としてのプライバシーはしっかり守られています。
1階親世帯の中庭です。植栽はイングリッシュガーデンを思わせるラフな風情です。庭先には長い縁側のようなデッキスペースがつくられています。
この南房総の現場は、海と山がトンネルのような空間でつながっているのですが、それを可能にしているのがLVL(単板積層材)を使った壁式木質厚板構造木造と木造立体トラスアーチ構造というめずらしい構造。海と山を中庭と見立て、家の中に取り込んでいる事例です。
上部列柱の奥は、なんと浴室になっています。柱でプライバシーに配慮しながらも思いっきり海を風景を味わえるのは2階しかなかったのでしょう。
中庭中央にあるケヤキの木がしっかり見えるよう2階建ての高さがある特注ガラスを設置。家と言うより、公共施設のような建物です。でもソファに座ってくつろげば、最高に和むのは間違いないでしょう。