一般的に室内にあるドアと聞いて思い浮かべるのは、開き戸でしょうか?開き戸とは、ドアノブが付いていて、押したり引いたりして開けるタイプです。オフィスなどでもよく見るのはこの型ですよね。他には引き戸と折れ戸があり、シーン別に使われています。
マイホームを購入したり、リフォームやリノベーションをしたりするときに悩まないように、今回は3種類のドアについてメリット、デメリットを見てみましょう。
▽ 目次 (クリックでスクロールします)
どんな部屋にもしっくりくる「開き戸」
バリアフリー空間を作り出す「引き戸」
クローゼットで大活躍の「折り戸」
どんな部屋にもしっくりくる「開き戸」
開き戸は片側にちょうつがいが付いていて、そこを軸にドアが開閉します。一般的なタイプなので、どんな部屋にも合わせやすいのが特徴。
ふすまや障子などは開けていても1枚分は閉まったままですが、これなら全開にすることができます。レールを必要としないのでフラットな床面になり、掃除がしやすいのも魅力的。
デメリットは開閉の際の可動域が広いので、ドアの開く側に余裕を持ったスペースが必要なことです。
また、風が強い日に開けておくと「バタン」と大きな音を立てて閉まってしまうことも。その場合は丈夫なドアストッパーを使うと良いでしょう。
バリアフリー空間を作り出す「引き戸」
引き戸は、扉を左右にスライドして開閉するタイプ。
開き戸のような可動域が必要ないので、ドアの前後が狭い場所にも設置可能です。出入りする人の動きを邪魔しないので、車いすで移動をする方にも適しています。
下に敷居が付いた一般的なものと、上から吊る形になっていて床にレールを敷かなくてよいものがあります。レールがなければ床面がフラットになるので、よりバリアフリーな空間にすることができます。
デメリットは、開いていても戸1枚分が閉まっている状態になってしまうことです。安全性を確保するために、戸袋が必要な場合もあります。
どちらにせよ、ドアの横側に余裕のある壁面が必要です。
クローゼットで大活躍の「折り戸」
折り戸は、開けるときにドアが折りたたまれます。開き戸よりも狭いスペースに取り付けることができ、引き戸のような戸袋もいりません。開口部が全開になるので、中の物をよく見たいクローゼットには最適!
デメリットは折れ線にちょうつがいが付いていたり、レールの上を滑りやすいような仕組みがあったりと、他の2種類のドアよりも複雑な作りなので、少し壊れやすい面があります。ただ、部品の交換も可能なので、それほど神経質になることはないですよ。
違うタイプの戸に交換するのは、大変な作業です。取り付ける前に前後左右の採寸と、全開にしたとき身動きがとれるかどうかを必ず確認してください。
サイズさえ問題なければ、目的やデザインに合わせて選ぶことができます。カタログを取り寄せてみるのも、楽しいですよ。
ぜひ、たくさんのドアに出会ってください。