カフェ風キッチン――よく見かけるこの言葉ですが、実際のところ、インテリアのスタイルなどに決まりがあるわけではなく、カフェのように居心地のいいキッチン&ダイニング空間のことを指しています。では、そんな居心地の良さを、どうしたら実現できるのでしょう?ここでご紹介する8軒のお宅のカフェ風キッチンから、そのポイントに迫ります!
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オープンキッチン&オープン収納が大前提
ブックカフェの機能的キッチン
キッチンツールはハンギング収納に
調味料はキャニスターや小瓶に入れ替えて
ガラスの保存瓶は必需品
収納はかごにお任せ
あると嬉しい小さな飾り棚
壁面に遊び心を発揮して
グリーンをそっとプラスする上級テクも
オープンキッチン&オープン収納が大前提
カフェ風キッチンは、やはりオープンキッチンが基本。そこに並んでいるこだわりのアイテムや収納術などが、“まるでカフェ”のようなセンスの良さを演出してくれます。この時注意したいのが、キッチンの雰囲気に合った雑貨選び。たとえば、最近人気のインダストリアルなステンレスキッチンには、無骨ながら味わいのある雑貨を組み合わせたり、ナチュラルテイストのキッチンには、木製の棚にバスケットを合わせたり……。
ここに挙げたポイントを参考に、我が家ならではのカフェ風キッチンを楽しんでみませんか?
ブックカフェの機能的キッチン
カフェで見せる収納だと気分も盛り上がりそう。
お気に入りに囲まれて、ゆったりとお茶の時間をすごしたいものです。モールテックス仕上げのキッチンに欠きこみ棚を作って、本を飾っています。最新のおススメや、グラフィックの良い本など、お茶を飲む以外の楽しみが増えそうですね。
作業側も、ごみ箱やキッチンペーパー置き場など、作業効率が良いこと間違いなし。
キッチンツールはハンギング収納に
インダストリアルなど男っぽい感じが好みという旦那様と、偏りすぎずに明るい雰囲気にしたいとご希望の奥様が話し合いを重ねて作り上げたこのキッチン。壁面に白いタイルをチョイスしたので、男前ながら暗い印象にはなっていません。使い込まれたキッチンツールを吊るしただけで絵になります。
調味料はキャニスターや小瓶に入れ替えて
カウンターやオープン棚に並べるものは、統一感のある容器に入れ替えたり、デザイン性のある瓶や缶を利用していものです。このひと手間を面倒がらずにできるかどうかが、カフェ風キッチン実現への分かれ道!
ガラスの保存瓶は必需品
果実のシロップ漬けなどを入れたガラス製の保存瓶が並んだキッチンを見ると、お手製のものへのこだわりが感じられます。お気に入りのカフェが、見た目だけでなく食に対するこだわりが垣間見えたら嬉しいですよね。
収納はかごにお任せ
壁面のタイルと木の腰壁がやさしい雰囲気のアイランド型オーダーキッチン。
LDKの中でも存在感があります。優しい雰囲気の素材と色味でまとめられたキッチンとキッチン用品、棚にそろえたナチュラル感たっぷりのバスケットは、飾っておくだけでも可愛いけれど、細かいものの収納にも使えて便利。来客も、思わず真似したくなりそうです。
あると嬉しい小さな飾り棚
対面カウンターキッチンの立ち上がりを手元が隠れる高さにして、ごちゃごちゃしがちな作業側を見えないようにしています。
向こうに見えるような小さな飾り棚があると、カフェ風キッチンの演出がぐっとしやすくなるもの。おしゃれなキッチン雑貨を並べるだけで、ゆとりとこだわりが生まれます。オープン棚は使い勝手もいいので、飾る収納にも最適です。グリーンのロッカーが、本当のカフェのよう。
壁面に遊び心を発揮して
黒板を使ってメニューボードに見立てたような文字や絵を描くと、カフェ風にする効果大。キッチンの壁を黒板壁にするのはもちろん、小さな黒板を使っても手軽にできます。また、壁面にサインプレートやカードなどを飾るのも、楽し気な演出です。
グリーンをそっとプラスする上級テクも
コンクリートの質感やシックな色をふんだんに取り入れたハードな箱を、アートやグリーン、こだわりのインテリアが彩る、まるで隠れ家バーのよう。
無骨さとシックな落ち着きが混ざり合ったアイランドキッチン。吊り戸にはお酒のボトルやグラスがずらりと並ぶ中、グリーンに癒されます。
知っているようで意外と知らないカフェ風キッチンについて、充分おわかりいただけたはず。ぜひ、とっておきの空間づくりの参考にしてみてください。