家づくりに役立つメールマガジンが届いたり、アイデア集めや依頼先の検討に役立つ機能や情報が満載!
アカウントをお持ちの場合
「木の塊みたいな階段がいい」という建主の一言からこの階段が生まれました。
柱に使う120角の杉材を二つ並べてボルトで締めたものがそのまま段板となっており、力桁2本で階段を支えています。
塗装はしていませんが、家族が毎日使うことで、自然と表面が磨かれなんとも言えない風合いが生まれています。
手摺はモクタンカン。トドマツという針葉樹でできた材料です。
これは建主さんが見つけてきて、「これを使ってみたい」ということだったので、試しに使ってみることにしました。
仮設足場でよく使われるスチール製の単管と同じ規格の木製単管だから「モクタンカン」というシンプルなネーミング。
そして、同じ規格ですから、単管用の接続金物がそのまま流用できます。
工事現場で初めて単管パイプが使われたのが1954年。そこから70年の間、そのニーズに合わせて実に多種多様な接続金物が作られてきました。
単管パイプだとインダストリアルすぎる様相を呈してしまいますが、材料がトドマツに変わるだけで、剥き出しの材料の無骨さと、木という素材の暖かさのちょうどよいバランスが感じられます。
この写真を見ている人におすすめ
注文住宅事例
面積:131.11㎡
費用:4500万円台(設計監理費含まず)
エリア:千葉県浦安市
完成時期:2018/11