家づくりの学び舎

2023/02/14更新｜0like｜1978view

著者：SUVACO編集部

家づくりの経験者に聞く「会社選びの決め手」とは？依頼先探しで役立つ5つのポイントを解説

家づくりを進める際、自分らしい住まいを実現するためにはかならず通る道となる会社選び。

SUVACO専任アドバイザーがその方に合った会社（専門家）をご提案する「専門家紹介サービス【すばこと】」では、実際に家づくりを終えた方に、アンケートを行なっています。その中で、「何を決め手としてその会社を選んだのか？」のアンケート結果をもとに解説していきます。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

決め手その１：人柄と相性

決め手その2：プラン内容

決め手その3：予算を考慮した提案力

決め手その4：知識や経験

決め手その5：会社への信頼感

決め手はひとつだけじゃない

▼記事監修

竹村

SUVACOアドバイザー

SUVACO専任アドバイザーとして、戸建て・マンション問わず幅広いお客様の専門家紹介を担当しています。お客様と専門家をつなげるサポートの中で、お客様のニーズ、専門家の最新情報をアップデートし、「役立つ情報」をお届けしています。

決め手その１：人柄と相性

まず、アンケートの中で最も回答が多かったのは「人柄と相性」でした。
「打てば響く」担当者との家づくりは、打ち合わせも充実し、提案内容も「こういうのを待っていた！」という意思疎通のとれた関係性を築くことができます。

一方、担当者と相性が合っていない場合、打ち合わせ時の会話やプラン内容などに「ズレ」が生じてきます。

また、回答の中には、まめに連絡をくれたので安心感があったというお声もありました。
ビジネスにおいてもそうですが、「報連相」は大切です。

竹村

ヒアリング時やプランニング提案を受ける中で、なんとなく感じる不安。それには、さまざまな理由が存在します。

担当者との「ズレ」を感じる時は、その不安や疑問を正直に伝えましょう。
お客様の予算に合わせ調整を図っていたり、工期に間に合わせるためなど、担当者側もさまざまな意図があって提案をしているケースもあります。

一方で、その辺りの説明がない場合は、打ち合わせの際に伝えた要望やイメージを先方が理解していない可能性があります。

まずは、しっかりとコニュニケーションを取ることが大切です。また、そのような関係性を築くために、ご自身が「話しやすい、相談がしやすい」と感じる会社選びが重要です。

連絡の頻度は、会社組織や個人事務所など人員体制によってもさまざまです。特に、設計事務所や建築家に相談する場合は、まずプランや図面を作り込みご提示できる状態が整い次第、次の打ち合わせの日程や内容報告の連絡へ進んでいく傾向があります。営業担当や設計士が別に在籍している会社とは、連絡頻度が変わる場合があることも知っておくと、ご不安が減るかもしれません！

決め手その2：プラン内容

2つ目に「プラン内容」です。

会社は、お客様のさまざまなご要望にひとつ一つ向き合うエキスパートです。お客様の要望を図面に書き起こすのではなく、プロならではの視点で提案やアイデアの引き出しを活かして、いかにその人らしい暮らしの提案が反映されていたか？が決め手の大きな要因となっています。

竹村

SUVACOの紹介サービスにご相談いただく前に、すでに他の会社さんに足を運んでいる方も多くいらっしゃいます。

SUVACOにご相談いただいた理由としては、
「各社の違いが分かりにくく決め手にかける……」
「こちらの要望をただ図面と見積もりにした内容で物足りなかった」
というお声も。

SUVACOの紹介サービスでは、デザインなどの見た目だけでなく、その方のご要望に合った専門家選びのお手伝いをしています。

決め手その3：予算を考慮した提案力

3つ目は、家づくりをする際の重要なファクターでもある「予算」に関する内容です。

コストコントロールに優れた会社は、検討の予算内でどのくらいのことができるのかや、内容的に予算を超えてしまう場合、希望をすべて叶えるとしたらどのくらいの費用がかかるのかなども案内をしてくれます。

この理由を選択された方からは「予算の件も親身になって相談に乗ってくれて、最善を尽くしてくれた」というお声が多く寄せられました。

竹村

素敵な住宅事例を見たり、実際にショールームに足を運んで良いものを見ると、「我が家にもこれを取り入れたい！」と思われるその気持ち、とってもよく分かります！

しかし、建材や住宅設備の価格はピン切りで、工事費に関してはなかなか見積もりを見ただけでは適正価格なのかわかりません。予算を度外視した提案は検討に値しなくなってしまいますよね。

ご予算を超えてしまった場合も、その理由を分かりやすく説明してもらえたり、取捨選択を図りながらプラン内容を調整し、どうしても採用したい内容がある場合には増額の検討なども行う必要があります。

そのためには、ただ目先の営業で契約を急かすのではなく、親身になって寄り添ってくれるような会社と出会えることで、失敗談に多い「打ち合わせ不足」による思わぬ追加工事の発生や工期遅延なども避けることができます。

決め手その4：知識や経験

4つ目は、担当者やプランナー、現場管理のスタッフの「知識や経験」についてです。

「こんな家にしたい」や「今の住まいのここが不満……」などさまざまな要望を相談した時に、過去に同じようなご相談を受けていたり、実際に工事を行っていたりすると具体的なお話が聞けて、安心感につながるでしょう。

竹村

特に建物構造が特殊であったり、ご検討の内容が施工的に複雑なものであった場合に、工事実績や対応できる知識は重要です。見積もり金額も適正な価格になります。

SUVACOにご相談いただいた際に、私たちアドバイザーがよくお伝えをすることですが、「できる」と「やったことがある」には差があると思っています。
上記で述べた物件の条件によっては、その後の安全性に影響するためしっかり対応できる会社選びが大切ですね。

決め手その5：会社への信頼感

これまでの4つに関してはどちらかというと担当者、現場レベルでのお話でしたが、5つ目は「会社」に対しての信頼感になります。

会社への信頼感には、こだわりや価値観など思想的な信頼もあれば、設計や施工体制、保証といった取り組みに対しての信頼もあります。

竹村

初回の打ち合わせ時にその会社の取り組みを説明してもらったり、タイミング次第では「完成見学会」などに参加することで、その会社の理解度がより深まりますので、ぜひ検討してみてください！

決め手はひとつだけじゃない

実際のアンケート結果を見ると、会社選びをどれか一つの決め手で判斷されているわけではなく、複数の回答をされている方がほとんどです。

アドバイザーへのご相談では上記も含め、「10項目の決め手」からご回答いただいています。

家づくりの経験者に聞く「会社選びの決め手」。
家づくりを終えた方が、どのような基準で会社選びをおこなったかをあらかじめ知っておくと、会社の検討や自身の判断軸を養うことにも役立つと思います。

SUVACOに登録している専門家の中で、どこで進めようか悩まれている方は、ぜひSUVACOの専門家紹介サービス【すばこと】のアドバイザーへお気軽に相談ください。

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