2016年06月14日
コーポラティブハウスに興味があるんだけど、注意点ってあるの?
コーポラティブハウスに興味があります。分譲マンションの購入や中古マンションを買ってリノベーションするのと比べて注意点は何でしょう?
コーポラティブハウスは、参加者を募集して建設組合を結成し、建設組合が設計や工事を発注する事業主体となる方式です。
ですので、参加者が集まらなければ建設組合は結成されず、いつまでたっても事業がスタートできず完成がいつになるか分からない、場合によっては事業自体が中止になってしまう可能性があるということが一番のデメリットだと思います。
また、完成までに総会を何度も行い、建物の仕様や管理規約等を決めていきますので、それを手間と考えるとデメリットですが、そういう行為を重ねることによって参加者と仲良くなり、通常のマンションではないコミュニティーが形成されていきますので、それはコーポラティブハウスのメリットでもあります。
実際はコーディネート会社が間に入りますので、参加者たちだけで何かをしていかなければならないということはなく、コーディネート会社の指示に従って進めて行けばそんなに手間になることはありません。
但し、通常のマンションは出来上がったものを購入するのですが、あくまでもコーポラティブハウスは参加者(建設組合)が事業主体となり建設を進めていきます。
設計・建設段階では何かとトラブルや思わぬ事態が発生することもあります。
もちろん、コーディネート会社がきちんと対応してくれますが、最終判断は参加者が行う必要がありますので、そのあたりの覚悟は少なからず必要です。
コーポラティブハウスは、住民が自ら共同で集合住宅を企画していくものです。
コーポラティブハウスを一緒に作る人たちとコミュニケーションをとって作っていくために幾度もの話し合いを経て作り上げていく作業や人間関係づくりにそれなりの労力が必要です。
その分コミュニティーが醸成され良い環境が作れるメリットがあります。
中古マンションを購入してリノベするのはそのような共同作業もなく
作り方が根本的に違います。