リノベーションをしたことで、他のマンションとは少し違った素敵な玄関を手に入れたご家庭にお話を伺ってみました。住んだからこそ分かる本当の使い心地、気に入っているポイントをお伝えします。
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広々とした玄関につながるクローゼット
利便性はバッチリ、愛される土間玄関
靴をたっぷりおける玄関
広々とした玄関につながるクローゼット
リノベーション前は、大人2人が並んで靴を履くには少し狭い、マンションによくあるタイプの玄関でした。リノベーションをして三和土(たたき)部分を増やすとともに、下足でウォークインできるクローゼットをつくりました。
ウォークインクローゼットは、タイヤを拭いてから部屋に持っていくには少し面倒なスーツケースを置いておいたり、ゴルフバッグを収納したりもできる大きなスペースです。オーナーも「とにかく広くて気に入っている。」と話していました。もし子供ができたらベビーカーを置いて、外遊び道具も収納して…と使い方が広がりそうですね。
利便性はバッチリ、愛される土間玄関
リノベーション前は4.5畳の部屋だった場所を土間玄関に。部屋を減らすのは大きな決断ですが、建て主はどうしても土間がほしいと考えていたそうです。自転車を置けるスペース、大きな靴置き場、腰掛けて靴を履ける段差、アウターをかけておくハンガーラック……玄関にあったらうれしいものは、ほとんどそろっています。
また、無機質なグレーと温かみのある無垢材の対比が、落ち着いた空気をつくり出しています。
この土間は、住み始めてから今でもずっと家族の中心にあり、眺めているとしみじみ「いいなぁ」と思うそう。確かに、こんなに素敵な空間があったら、いつまでも見ていたくなりますね。
靴をたっぷりおける玄関
靴が大好きな奥様が「全部を見ながら選びたい」と、あえて見せる収納にした靴箱。一番下は、ブーツや長靴を楽々置ける高さがあります。ご主人もドラマなどで出てくる広々とした玄関に憧れていたので、夫婦の意見が一致し、数多くの靴を並べられるスペースが生まれました。
賃貸のときには帰ってくるたびに「狭いな」と感じていた玄関が、リノベーションしたこのマンションに引っ越してきて一転。玄関扉を開けるのが楽しみになったそうです。
収納を兼ねた広い玄関に人気が集まっていますが、その分居室スペースは減るので、注意深く設計する必要がありそうですね。
話を伺った皆さんが、「リノベーションで何ができるかも分からなかったので、イメージだけを伝えた」とおっしゃっていました。相談する相手はプロなので、イメージを形にする手段をいろいろと知っています。まずは思い描いているものを口にしてみるのが素敵な玄関への第一歩。玄関扉を開けるのが楽しみな毎日が待っていますよ。