「子どもの頭が良くなる家づくり」シリーズの第三弾。子育てをする上で、間取りに悩む方は少なくありません。子どもが生まれたら、子どもが増えたら、幼稚園、小・中・高・大学、社会人、独立と、子どものステージによって必要な「スペース」が変わってくるからです。では間取りやスペースといった観点から、子育てする上でおすすめな事例をいくつか見てみましょう。
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遊び場、キッズスペース
オープンかつ、作り変え可能な子ども部屋
リビング学習にアイランドキッチンや対面キッチン
黒板・ホワイトボード、本棚
間取りに合わせるのではなく、子育て・ライフスタイルに合わせる間取り
遊び場、キッズスペース
小さい頃、部屋はまだ早いという段階では一緒に遊べるキッズスペースがおすすめです。
実はこちらのキッズスペース、もう一つ使い道があり、ホームシアターとしても活用できます。
オープンかつ、作り変え可能な子ども部屋
もうちょっと子どもが大きくなったらやはり子ども部屋を用意したいところです。
子どもに部屋を与えて自立化を促す、あるいは、プライバシーを尊重するという意味では部屋の体裁を整えつつも、完全な個室・密室にせず、中からも外の様子がうかがえるように、外からも中の様子がうかがえるようにするような仕掛けを作るのもおすすめです。
こちらの写真の子ども部屋は天井まで間仕切りを作らず、オープンに。天井は開いているので部屋をきゅうくつにすることもありません。
この空間を作り変えて完全な個室にすることもできるし、撤去することもできる、自由にスペースを変更できる作りとなっています。
リビング学習にアイランドキッチンや対面キッチン
前回の記事でご紹介したリビング学習。アイランドキッチン、対面キッチンがおすすめです。
黒板・ホワイトボード、本棚
黒板やホワイトボードを設置して、コミュニケーションや遊び、勉強に使えるようになっています。自然とコミュニケーションが生まれる仕掛けであり、自由な発想、想像力を育む場にもなります。
また、子どもがすぐに手の届く場所に、辞書や図鑑があったり、本を置いておくことも、子どもの成長にプラスに働くと言われています。
私自身、親が本好きであったため、小さい頃から身近なところにいつも本がありました。比較的よく本を読み、わからないことは辞書で調べたりというのは習慣となり、おかげで国語や歴史(歴史モノをよく読みました)といったものは特に勉強せずとも得意でした。
今、このような場で文章を書くことができているのも、そういうところに原点があるのだろうと思います。
間取りに合わせるのではなく、子育て・ライフスタイルに合わせる間取り
家の間取りと言うと、購入するのは大体が既製品です。不特定多数の人に販売するために、広く浅く一般的に受け入れられるという考え方で作られています。
それが本当に子育てに適しているか?自分達のライフスタイルに合っているか?というと、ベストではないはずです。今この瞬間はよくても、子供が増えたら?5年、10年、20年、子供が大きくなったら?子供が独立したら?家に必要な機能が変わってきます。
最近は賃貸でもリノベーションすることができる物件も増えてきました。ましてやマイホームならなおさらです。
間取りは決まっているもの、という思い込みを外し、子育て・ライフスタイルに合わせて間取りを変えていくという選択肢を、頭の中に入れておいていただければと思います。