現代の暮らしに合う、仏間のあり方とは? 仏壇をはじめとする祭壇や手元供養の品と、現代の住まいをマッチさせるアイデアを考えてみました。
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代表的な祭壇、「仏壇」に合うインテリアとは?
台付仏壇を置く
上置仏壇を置く
小型仏壇・供養壇・手元供養を置く
仏壇を置く前にまずサイズ確認を!
代表的な祭壇、「仏壇」に合うインテリアとは?
ご先祖様と向き合うための仏壇。和室を設けない住まいも多くあるため、仏壇などの祭壇と部屋をどう調和させるべきか悩みどころです。
最近では、洋室に設置しても違和感のないデザインや、省スペース型の仏壇も多く見かけるようになりました。どのインテリアにもさりげなく馴染み、気軽に設置できるものがほとんどなので、これから仏壇を購入・買い替えをする場合は検討してみてください。
また、自宅で故人を偲ぶための美しいミニ骨壷や、コンパクトな飾り台(ステージ)といった「手元供養」を置くケースも増えています。
これら故人を偲ぶための品を、上手に現代の住まいと調和させた事例をご紹介します。
台付仏壇を置く
仏壇には大きく分けて「台付仏壇」「上置仏壇」の2種類があります。
台付仏壇のメリットは、何と言っても収納力。先祖代々使用している仏壇が大型の台付き仏壇、というケースもあることでしょう。とは言うものの、大型仏壇は室内における存在感が大きいもの。
重厚感ある和風の台式仏壇を洋室に置く場合、一角に畳スペースを設けてから設置すると和洋折衷のインテリアとなり、全体の雰囲気に馴染むのでおすすめです。
目立たせたくない場合は、仏壇を収納できる棚を造作すると、違和感なく隠すことができます。こちらのお宅では、テレビキャビネットと吊戸棚の右側が仏壇収納になっています。
上置仏壇を置く
棚の上に設置できる上置仏壇は、コンパクトで扱いやすいのが魅力。特にマンションなど広さに限りのある住まいの場合は、こちらのタイプが向いています。最近は洋風の仏壇も多く発売されているので、カラーや材質を辺りの家具に合わせるとよいでしょう。
ロウソクや線香など火を使う場所でもあるので、仏壇の周辺には燃えやすいものを置かず、空間を考量して設置してください。
こちらのオリジナル仏壇箪笥は、下段の収納部分が可動式になっているすぐれもの。法事の時には下段を引き出して、お供えやお花を多く置くことができます。
普段は収納しておけば、すっきりとしたデザインで場所をとりません。
小型仏壇・供養壇・手元供養を置く
できる限りコンパクトに仏壇や供養壇を置きたい、手元供養をスタイリッシュに飾りたい。そんな場合は壁面にニッチをつくるとお祀りしやすくなります。
ニッチとは、壁の一部を凹ませたディスプレイ棚のことをいいます。絵や小物を置くために利用されることが多いですが、このスペースに手元供養の品や故人のフォトフレームなどを置くと、スタイリッシュな見せ方ができます。
この事例は仏壇や手元供養などを置いている例ではありませんが、照明付きニッチが小物を美しく引き立てているので、参考にしてください。
こちらも仏壇や手元供養などを置いてはいませんが、ニッチの形がとても個性的です。ニッチの形状にもこだわると、素敵なメモリアル空間をつくることができます。
仏壇を置く前にまずサイズ確認を!
住まいに仏壇を設ける予定があるなら、「どの部屋にどれくらいのサイズのものを置くのか」をあらかじめ考えておきましょう。
コンパクトな仏壇もたくさんありますが、宗派によって内容物が違うので、新調する場合にはサイズの確認が必要です。照明付きの仏壇を設置するなら、近くに電源の確保をしておくと、長い電源コードに悩まされることもありません。
亡くなった方や可愛がっていたペットを偲び感謝し、落ち着いて語り合う空間がある住まいは、そこに生きて暮らす人の明日を勇気づけ支えてくれます。毎日の暮らしを見守っていただけるよう、仏壇は明るく家族が集うところにお祀りしましょう。