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設計、施工、監理を担当
家のあちこちが傷み始め、収納スペースが足りなくなってきたことから、15年ほど暮らしたお部屋をリノベーションすることに。
雑誌を購入し、事例が好みだった数社に相談に行ったが、ほどよい距離感を保ちながら要望を聞いてくれた担当者を気に入り、インテリックス空間設計でリノベーションをすることにした。
キッチンは部屋の中心に位置して一番目にするので、ここで節約して後悔しないように、水栓ひとつにまでカッコよさをこだわり、好みのデザインを選んでいったそう。
玄関廊下はとにかくスペースを広く。さらにスケルトンにしたところ天井が高くできることが分かり、さらに開放感が広がった。出張帰りのスーツケースを置いても、大きな荷物が届いても十分な広さが確保できていて快適だそう。
そして、帰宅後すぐに手が洗えるセカンド洗面を廊下に設けた。奥にあるトイレの手洗いにも使う。
「家族用の洗面所は脱衣所も兼ねています。プライベートな空間にお客様が入らずに手洗いが済ませられるよう、玄関にも洗面台が欲しいと思っていました」
プライベートの洗面室デザインは旦那様が担当。
「本当は天井を躯体現しにしたかったのですが、家を北欧風にしたいという女性陣に反対されてしまいました。このモルタル風の洗面台は、コンクリートの雰囲気を出したかった僕の魂です」と笑顔で力強く語った。
“どうせフルリノベーションをするなら設備を新しくする程度では面白くない。もっとワクワクする家にしたいと思って、間取りをガラリと変える方向で検討したというI様。
以前はI型だったキッチンを、お部屋の中心に位置する対面式するまでには、マンションの構造上変えられない柱と配管の関係で何回かプランが変わったんだとか。
「キッチンの位置は二転三転しましたが、でも以前と同じ場所ではつまらないので、建築士さんに可能な位置を検討してもらい、このオープンキッチンになりました」と笑顔。
普段からLDKで過ごす家族が、キッチンを囲んで会話がはずむ。
「施工会社はコストと事例写真で選びがちですが、担当者とのコミュニケーションが大切なポイントだと実感しました」とI様は振り返る。
初めてのリノベーションなので、どれは無理なことなのか、どこまでは普通の要望なのかといった境界がわからず、最初は恐る恐る希望を挙げていったとか。
結果、間取りはガラリと変わったうえに細かい要望も取り入れられ、
後悔はほとんどなくイメージ通りだったと笑顔。
「たくさんの要望に親身に対応し上手くまとめてくれて、思った通りの形になりました。建築士さんや担当者さんは全体を見ながら、できることはすぐに取り入れ、できないことはできないとハッキリ言ってくれました。それも私たちには合っていたと思います」と、リノベーションでワクワクする家に変わった感動を熱く語ってくれた。
壁付けI型だったキッチンを対面式にして部屋の中心に持ってきたことで、ガラリと変わった間取り。アーチの奥には、WICやパントリー、バス・洗面、そしてお子様のお部屋へと行ける
キッチン背面の壁に白いタイルを貼り、海外メーカーの食洗機や水栓などの小物もかっこいいものをセレクト。背面カウンターは奥行があるタイプで、家電の手前も置けて便利そう
壁掛けTV上や、キッチン背面の上吊り棚の奥、寝室やトイレなどに間接照明で優しい灯りを。壁掛けテレビの高さは、現場確認のときに、ソファの高さなどを考慮しながら決めていかれた
サブウェイタイルとモルタル風の洗面台、チャコールグレーのフロアタイルなど旦那様がデザインをまとめた家族が使う洗面室。水栓のハンドルやタオル掛けもマットブラックでポイントに。
キッチンからアーチを入って、手前が浴室・洗面、奥はウォークスルークローゼットとお子様部屋。アーチ脇の壁にはマグネットボードを設置し、LDKから見えない位置で大切なプリント類を保管
ご夫婦の寝室はベッドがぴったりサイズ。隣のWICを挟んでベランダ側にお子様の個室。リビングや玄関、洗面室など共用部分を広く取りながら、家族の個室もある間取りとなった
以前は狭く、荷物があると出入りもスムーズでなかったため、玄関を広くして、天井もできるだけ高くしたいと要望した。玄関ドアを開けると開放感があって、きもちいい空間だった
壁付けタイプとなった洗面ボウルは、スッキリとしたデザイン。掃除もササっとできてラクだとか。ヘリンボーン貼りのタイルやミラー、照明などセンス良くまとめられていた
セカンド洗面の奥にトイレがあるので、お客様は玄関からLDKまで。家族が使う浴室や洗濯物などがある洗面室は、完全に家族だけのプライベートを守られる間取りとなった