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東京で仕事を持ちながらも、忙しない都心から少し距離を置き、郊外での生活を選択する人が多くいます。この家の建主もその一人で、葉山の緑あふれる土地に移り住むことを決めました。
1100平米という広大な敷地とのバランスを取るために、建物は四方に伸びる平屋としています。
自ら調度品を選び、自由な感覚で内装を仕上げていきたいという建主の要望に応じて、壁や天井、建具を白一色でまとめました。一方で、冷たく単調な雰囲気になってしまわないよう、床にはナラ材を用い、所々に段差を設けることで空間に変化を与えています。
近年の住宅ではリビングとダイニングを一体とすることが多いですが、ここではキッチンとダイニングを一体とし、リビングからは緩く仕切る形をとっています。家族と来客がともに多い家庭ゆえ、食卓まわりを家族だんらんの場とし、リビングは少しよそゆきな空間として残しておこうと考えました。
毎日過ごす家族との時間を大切にしつつ、時折訪れる大勢の来客にも対応できる広いエントランスなど、郊外だからこその生活を楽しめる家になればと思っています。