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都心の閑静な住宅街に建つ住宅です。
道路以外の三面を集合住宅に囲まれており、開口部から風景を取り入れるのが難しい敷地だったため、降り注ぐ「光り」を様々な形で内部に取り込み、それぞれの空間の形や素材と調和させることで、より魅力的な空間を作り出すことができないかと考えました。
三階建ての建物は一部を除き大きなワンルームの構成になっています。吹抜け最上部のハイサイド窓から太陽光が包み込むように降り注ぎ、曲面壁に沿って柔らかく落ちてゆきます。漆喰で塗られた白い壁が光を静かに吸収し、柔らかく発光します。
エントランスやリビングなどそれぞれに光りを取り込む開口や壁面形状が施され、それらがそのまま外部に出た結果として、多くの曲面をもつ特徴的な外観となりました。
いずれの開口も、時間や季節、天候による外部の変化を内部に導き、様々な表情を見せることで日々の生活に小さな刺激とリズムを与えます。過度な演出ではなく日常のしつらえの一部として、光りが生活の中に馴染めばよいと考えています。