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白金の閑静な住宅地に建つ小さな住宅です。
高度斜線によって切り取られた、厳しい形態上の規制のなかで、いかに開放的で、のびのびとした物語性を感じられるようにするか、ということがテーマでした。間口が狭く奥行きのある敷地に、スキップフロアや吹抜けによって実現した変化に富んだ室内だけでなく、バルコニーやルーフテラスやロフト等設け、内部空間同士、あるいは内部空間と外部空間の繋がり複雑化・多様化し、ひいては住まうひと同士の関係性も豊かで愉しいものとなるよう工夫してあります。
https://allabout.co.jp/gm/gc/454563/
窓の外は三角柱状の壁が立上り、プライバシーを守ります。ピクチャーウインドウにより良好な景観のみ取り入れています。 右下の木製サッシは吹抜を介し、2階リビングに繋がります。 壁・天井はFRP防水に白くコーティング。
洗面室は天井は低く、その上にロフトを抱いています。対して浴室は天井が斜めに高く立上り、トップライトを備えて自然光が降り注ぐ明るい空間です。
梯子は、通常は邪魔にならないよう垂直に立て掛けていますが、使用する際は、引出して斜めに掛け直し上に上ります。
洗面・浴室の上がロフトです。
ルーフテラスにプランター等による植栽を配し、下階の子供室と階段から「マイミドリ」と「マイソラ」を独占的に愉しめます。
キャットウォーク北側はルーフテラスです。
間接照明主体です。
子供室は北側に吹抜を備え、上部においてルーフテラスと繋がっています。
写真左の窓を介して、2階ダイニングと繋がっています。
写真の梯子左が子供室、その上がルーフテラス。 梯子ミゲが洗面・浴室、その上がロフト。
キャットウォークには梯子で上り、南のロフト、北のルーフテラスにアクセスできます。
階段室3階天井は高度斜線に切り取られた急勾配になっています。 上方にエキスパンドメタルのキャットウォークが見えます。
ポーチにはモルタル仕上げの門柱設置。表札&郵便ポスト&宅配ボックスがビルトインされています。
寝室は60cm程地下に掘り下げ、天井高を確保しています。奥に見えるのはデッキテラス。小さな箱階段を上がってアクセスします。
主寝室は南側のデッキテラスと繋がります。デッキテラスは木製ルーバーフェンスに囲まれているので、窓を開けっ放しでもプライヴァシーが守られ、開放感と落ち着いた親密感と、両方兼ね備えた空間です。
寝室のクローゼットの背後はトイレと階段。北側のハイサイドライトから自然光が入ります。
セランガンバツのルーバーフェンスに囲まれた、三角形のデッキテラスです。上方は、FRPグレーチングのバルコニーで、格子状の木漏れ日のような光が降り注ぎます。
デッキテラスより2階のFRPグレーチングのバルコニーの見上げです。この部分は建築面積不算入です。
1階はヴォリュームを抑えた、こじんまりとしたヒューマンな空間ですが、鉄骨階段を見上げると2階及びその上の、ダイナミックな大空間が展開される様が垣間見れます。
リビングの上方は大きな吹抜。トップライトの自然光がリビング及び上階の洗面・を照らすとともに、これらの空間を繋ぎ、家族が相互に気配を感じられるようになっています。
ダイニング・キッチンはスキップによりリビングより40cmほど高くなっていて、空間のヴォリュームもリビングより一回り小さい、ヒューマンな親密空間です。軽軽快な鉄骨階段が、両空間の視界を遮ることなく、空間を繋いでいます。
リビングの天井には木パネルを貼り、親しみやすい雰囲気を醸しだしています。
アイランド型のキッチンとダイニングテーブルを一体にし、ダイニングテーブルの椅子をベンチに置き換えることで、決して広いとは言えない、この空間を有効に利用でき、ゆったりと感じられるようにしています。
ダイニング上部にも、小さな吹抜を設け、トップライトからの光が、ダイニング・キッチンと上階の子供室に降り注ぐとともに、両空間がこの吹抜を介して繋がっています。
ダイニング・キッチンの天井にも木パネルを貼っています。
リビングのベンチと同じ高さにグレーチング床も設けた、三角形平面のバルコニーです。三角柱の筒状の壁に囲まれてプライバシーが守られるとともに、景色の良い所だけ切り取ってピクチャーウインドウを設けています。建築面積不算入の空間です。
リビングの南側にはビル用サッシを使用し、大きな開口を実現しています。 サッシを40cm程上に持ち上げ、ベンチを設けることで大勢の来客に対応できるとともに、ベンチ下の間接照明が華やいだ雰囲気を演出します。