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設計、監理、インテリア、エクステリア(庭・外構)を担当
充分な採光と通風を取り込むことが出来ないリビングと筋交配置バランスが悪く保有耐力が0.87だったため、建物の耐震性を向上させるため、増築部は4面の殆どを鉄筋や木製の筋交いで固め、この強い「耐震BOX」を杖として、既存部を補強された大屋根を含めた耐震部材により接続して支える。開口部の多い増築部は光と風を既存部分に提供されることにより、暗く閉鎖的だった空間は自然素材をふんだんに使った明るく開放的な空間とした。
また、開放的な趣味室や家族勉強部屋等の機能を持つ増築部は、スキップフロアーとして南面部分を立体的に大きく覆うことにより既存部分と融合し家族同士のつながりを強くさせ、大工さんだった父(故人)と共に平成8年に建築した住宅を、新たな方向性をもって将来に繋げる役目をしている。
キャンプが好きな施主様の希望で「もっと楽しい家にしたいプロジェクト」からはじまりました。子供たちが大人になってきたため、中々キャンプにも行けなくなったため、家にいながらキャンプに行ったような特別な空間を味わえるように、そして新たに増築する部分が既存部分を巻き込みながら家全体が楽しく、家族の絆がより強くなるような住宅を目指しました。
既存部分は筋交いバランスが悪く保有耐力0.87しか無く、新たな増築部分を通して、建物の耐震性を向上させ、快適な住環境の形成を高める計画としています。増築部は4面の殆どを鉄筋や木製の筋交いで固められ、この高い耐震ボックスを杖として、補強された大屋根を含めた耐震部分により既存部の殆んど構造補強は行わず接続させて高い耐震性を持たせました。スキップフロアーの増築部は既存部分の南面部分を大きく覆うことにより、家族同士のつながりを高め、つながる事により耐震性を高め、耐久性を高め、父と一緒に作ったこの住宅を次の世代へつなぐ役目を担っています。
開口部の多い増築部は光と風を既存部分に提供されることにより、暗く、閉鎖的だった既存空間は自然素材をふんだんに使った開放的に変化させています。
第29回住まいのリフォームコンクール(優秀賞)
1年点検の時、施主様が、「家族が普通に増築部分に集まってきて、くつろいだり、勉強したり、調べ物をしたりと常に人がいる楽しい空間になっています。なにより、夏も冬も快適で気持ちが良い」と喜んでいました。
施主様から渡されたイメージカードを基に、コンセプト模型で全体イメージを伝えました。
(このプレゼンテーションまでは1月程頂きました。)
全体イメージを納得してもらいましたので、細かい打ち合わせを行い、その間に既存建物の耐震性等、細かい調査を行い改修部分を確認しながら、設計を進めていきました。既存部分との照合がありましたので、最終的には見積もりに出せる図面ができるまでには4ヶ月程掛かってしまいました。