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アリーナ側の見晴らしのいいT字路に面した敷地に建っています。建物の外観は、シルバーとメタリックグレーの金属板に、アルミサッシのシャープなラインと木製の外部ブラインドがアクセントのシンプルなデザインです。建物は、工芸商品用の作業スペースを併設し、夫婦と子供2人の4人家族の住まいとなっており、1階部分が作業場となるアトリエと接客スペース、2階部分は住居スペースと分けられています。道路に面する2階側には、バルコニーが設けられました。特に、飛び出すようなスカイデッキがリビングの延長として設置されて、開放感あふれるスペースとなっています。
某建築紹介サイトへの応募で知り合いました。工芸商品用の作業スペースを併設した、夫婦と子供(娘二人)の住宅計画です。
作業スペースと住宅スペースを効率よく配置して欲しい。近くに大きなアリーナがあるため、住宅スペースは前面道路からのプライバシーを考慮してほしい。作業していても子供を見守れるような家との要望でした。
二十数社が応募する中、最終的に私共のアイデアを選考していただきました。
作業スペースと住宅スペースとの分離と前面道路からのプライバシーを考慮して、1階に作業空間、接客空間、2階に家族の生活空間を配置しています。
住宅用玄関は作業スペースの事務部分と隣り合わせることで、母親は常に子供の帰りを出迎えられます。
1階の作業スペースは機能を優先させるため、5.4m×9.1mの無柱の大空間を作りました。2階に配置した住居スペースは、道路側に目隠しのついた8帖程度の大きなスカイデッキを設置し、前面道路からの視線や車の排気ガスや騒音等に考慮しています。
外断熱の屋根は野地板、天井板併用のため、高い小屋裏の見える広がりのある開放的な空間はリラックスできる快適な住空間を形成してます。
「夏も冬も快適な我が家、家の事を思う時、感謝の気持ちでいっぱいになります。また、遊びに来てください!!」という、うれしい年賀状を頂きました。
コンペ時のプレゼンテーションで大まかなプランは決定していましたが、浜松市の用途地域の大幅な見直し区域であったため、浜松市との話し合いが長引き、基本設計に4ヶ月ほどの時間がかかりました。実施設計は建具や間仕切りを少なくし、コストコントロールと将来の改装も検討して進めていきました。コンペで選考していただいていたので、こちらの提案に関しても快く承諾していただき、お互いに楽しい家づくりができました。
2018年には家族室と称していた家族4人の寝室を娘さんの二人が成長したことで、夫婦の寝室と二つの子供部屋に分ける改修工事の相談を受けました。大きな間仕切り家具での提案をさせて頂き喜んでいただきました。