プライバシーを考慮した南北に長いLDKプランが素晴らしく、家族が集まるキッチンは、セラミックストーンの天板が印象的。

マンションリノベーション

White House【雑誌掲載:I'm home】

手掛けた建築家

設計を担当

White House【雑誌掲載:I'm home】 (ダイニングキッチン)

ダイニングキッチン

床材をカーペットとしたリビング・ダイニングです。お持ちのUSMハラ−の家具など色合いを引き立たせるために白とグレーのインテリアとしました。

White House【雑誌掲載:I'm home】 (ダイニングキッチン)

ダイニングキッチン

長さ5mのL字型のオーダーキッチン。ダイニング側はコップなどが入る収納となっています。廊下への引き戸はガラスドアとして明るさを廊下に導きました。

White House【雑誌掲載:I'm home】 (ダイニングキッチン)

ダイニングキッチン

キッチンの一部は朝食などをスタンディングで食べられるテーブルが付いています。色合いはお持ちのダイニングテーブルと合わせるために何度も調色して作りました。

White House【雑誌掲載:I'm home】 (キッチン)

キッチン

セラミックストーンを使用したキッチン天板は薄く軽やかな印象となります。ダイニングから見えることもあり、下の収納は押すと開閉する扉として金物が出ないようにしています。

White House【雑誌掲載:I'm home】 (キッチン)

キッチン

食洗機はミーレ、IHコンロはパナソニック製です。レンジフードはキッチン移設に伴い排気配管が出来ない位置に移動したためアリアフィーナの循環式を採用しています。

White House【雑誌掲載:I'm home】 (リビング)

リビング

昔に比べてテレビの最適視聴距離は近くなっており、テレビとソファの距離が難しくなっています。ダイニングルームの幅のままでリビングを作ると間延びしてしまうので、壁をクランクさせて籠もったリビングとしています。

White House【雑誌掲載:I'm home】 (リビング)

リビング

TVの背面には娘さんの部屋があります。リビングのTVの音が聞こえて勉強が出来なくならないようにTV裏の壁は防音壁としました。

White House【雑誌掲載:I'm home】 (洗面室)

洗面室

洗面室はお嬢さん2人という事もあり壁出し水栓の2ボールとしています。家具中央の引き手部分には引き出し式のランドリーボックスを入れており、洗面室に洗濯物が置きっぱなしで生活感が出ていたという前の家での不満を解消しました。ランドリーボックスの裏側にはダストボックスを収納しており、カウンター上から捨てる事ができます。右奥は壁面収納となっており様々な小物を収納できます。

White House【雑誌掲載:I'm home】 (トイレ)

トイレ

洗面室と同じ素材感で統一したトイレ。鏡はクライアントさんがお持ちのものを再利用しています。

White House【雑誌掲載:I'm home】 (廊下)

廊下

トイレのドアは造作で丸い引手を作りました。手を引っ掛けやすいように少し斜めに彫り込むなどクライアントの要望の詰まった可愛らしい引手になりました。

White House【雑誌掲載:I'm home】 (玄関)

玄関

中庭に面した玄関。暗く陰湿な印象にならないように床は汚れにくく明るい印象となるグレーの磁器質タイルとしています。

写真の説明を固定表示

(OFFのときは写真にマウスオーバーで表示)

いい家!
22

この家がいいと思ったらクリック!

手掛けた建築家

設計を担当

用途

自宅

居住者

家族(子供2人以上)

所在地

東京都目黒区

費用

設計・施工:税別3367万円(設計監理料含まず)2021年時点

延床面積

117.76㎡

施工面積

117.76㎡

改修規模

フルリノベーション (スケルトン・リノベーション 複層ガラスへの交換)

間取り

4LDK以上 → 3LDK

築年数

30年

期間

設計:4ヶ月 、施工:4ヶ月

完成時期

2020年08月

間取り

リノベーション前

リノベーション後

手掛けた建築家のコメント

設計を担当

【掲載誌】
・I'm home. no.118 2022 July

都内のビンテージマンションのリノベーションです。クライアントは建築や家具に詳しく特にミッドセンチュリーの時代が好きな方でした。周囲に緑が望めるマンションであり、屋外の緑と内部の今後増えていくミッドセンチュリーの家具や絵画の色合いをまとめるために内部は白を基調としています。平面計画は南が隣家に近く閉ざされる事から、南北に長い11.4mのLDKとし東からの光を室内に取り込みました。その光と白い壁面により施主の集める家具の色が際立つようにしています。キッチンはオーダーで作成し家族みんなでの調理ができる広さとしました。ちょっと朝食を軽くつまむスタンディングテーブルを付け家族の集まる場所にしています。

企画・コーディネート:株式会社リビタ 山田笑子
設計:Sデザインファーム 鹿内健 田野めぐみ
施工:株式会社アートクリエイト 斎藤洋介
オーダーキッチン:ティデア 立花義則 藤村和子
家具・什器:間宮 間宮和之
照明:ソノベデザインオフィス 園部竜太

家づくりのきっかけ・施主の要望

仕事も都内勤務が続くことが想定され、近隣に居住していることから住みやすい近場での住み替えを検討されていました。一戸建て住宅も検討しましたが100㎡程度となると3階建てとなるなど、分断された家となるため中古を購入してリノベーションを決めたようです。

この事例の見どころや工夫したところ

北・東に開けた住戸で近隣の緑も見渡す事ができました。一方で南側は窓を開けると隣接する住戸のバルコニーが迫っており、方位だけで南に家族に居場所となる部屋を作ると、窓を締め切った状態になりそうでした。また北側には半永久的に残される空地があることから、外への視線が抜ける南北に長いLDKが良いと思って設計しました。

施主の感想

南北に長いLDKはキッチン・ダイニング・リビングと様々な居場所があり、家族が思い思いに過ごせているようです。また設計中にコロナ禍となりましたが、その後の自粛期間も充実して過ごせたと話していました。

事例の進み方

リモートでの設計打ち合わせが多かったので、事前に図面や素材を揃えながらzoomなどで打ち合わせを進めました。ダイニングテーブルの上に吊るすペンダントはどのサイズが良いか実寸大を作り工事途中に現地で検討をしました。

印象に残っていること

家づくりの過程で楽しかったようで、娘さんが建築家という仕事に興味が湧いたそうで、ご自宅が完成したのにも関わらずSデザインファームの設計した家の内覧会に来て頂きました。ご主人もデザインや建物に大変お好きな方でご一緒できて楽しかったです。

いい家!
22

この家がいいと思ったらクリック!

この事例のコンセプト

この住宅の写真

手掛けた建築家

対応業務

注文住宅、リノベーション (戸建、マンション)

所在地

東京都渋谷区松濤1-26-18園ビルディング1F

主な対応エリア

全国

事務所から50キロ圏内は交通費無料です。 別途交通費の場合は、全国、海外問わず仕事可能です。 ご相談ください。現在沖縄でも数件の設計を手掛けています。

目安の金額

30坪 新築一戸建て

3,900〜4,500万円

60平米 フルリノベ

1,500〜1,800万円

鹿内 健さんのそのほかの住宅事例

もっと見る

この住宅事例を見ている人におすすめ

もっと見る

この住宅事例に関連するキーワード

手掛けた建築家

鹿内 健

@東京都