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設計、監理、土地・物件探しを担当
交通至便の日吉駅が最寄りにも関わらず、予算内に収まった理由のひとつは築50年という築年数にあります。ただ、古い=ネガティブポイントではなく、管理状態の良いマンションではポジティブな要素もたくさん!
お子さまが小学校に入る少し前のタイミングで、賃貸でお住まいだったマンションの別フロアを購入されました。以前と全く同じ間取りのお部屋を購入されたので、間取りに対する不満やもっとこうしたいというイメージが明確でした。間取りや内装のデザインだけではなく、断熱面も大事にしました。
「一番は回遊できることです。以前は、細長い廊下の先に玄関があったので、子どもが靴を履くのを待つ渋滞ができていました。それを解消するために、玄関とウォークスルークローゼットを繋げて、廊下からだけではなくクローゼット側からも玄関にアクセスできるようにしました。「廊下のための廊下」ではなく、収納とつなげたり、洗面台を取り付けたりして廊下としてだけ使う面積を減らして解消していきました。」(ご主人)
「洗面台を外に出したのは、水回りスペースを広くする目的もありました。というのも、以前は、脱衣室、洗面室、洗濯機置き場を合わせて1畳ぐらいしかなくて。しかも、洗濯機置き場が2層式洗濯機を想定した奥行分しかスペースがなかったので、現代の縦型洗濯機を置くと、浴室の扉に1/3くらい重なって、すごく窮屈でした。洗面台が移動したぶん広くなりましたし、開放的になりました。」(奥様)
その他、同じマンションに住んでいた経験から、寒いことは体感されていたので、断熱に配慮しました。規約上サッシ自体を交換してもOKだったので、サッシを交換しました。その際、小分けになっていたガラスを大きく高さのあるものに変更できたことで、緑豊かな眺望を楽しむことができるようになったところもポイントです。断熱で快適にできただけではなく、プラスアルファの効果もありました。
もともと友人の建築家の紹介で知って、オンラインセミナーを受けてから、物件探しからトータルでお願いすることにしました。この家の購入を決めた日に、岡野さんがざっくりとお金まわりの事を計算してくださって、リノベ込みで予算内に収まることがわかったのも後押しになりました。
建築家の方に「100%お任せします!」というのも理想でしたが、賃貸で住んでいた間取りを反転させた部屋だったので、住んでいる中で「ああしたい」「こうしたい」と思うことがたくさんあって。それを伝えているとうまくいかないかもしれないなと。それと、物件探し中の会話を通じて、岡野さんが我々のさまざまな要望をフラットに受け入れてくれてくださることを感じて、設計もお願いしたいと思うようになりました。実際、リノベを進める中でも、私たちの暴走しがちな要望を最大限に受け入れていただきながら、常に冷静に判断して、バランス良く調整いただいたと感じています。
「ヒアリングシートに記入したのと、私たちからはイメージ写真を持参しました。その後、自分で簡単な図面も描いてお渡ししました。その時は小上がりや土間など、実際には取り入れなかったことも描き込んでいた気がします。寸法的に実現可能か等はあまり考えていない図面だったので、リクエストを詰め込んだ感じでした。」(奥様)
EcoDecoとしては、お客様ご自身が図面を描かれるのもウェルカムです。担当した岡野曰く、先に見てしまうとそれが「答え」になって、そこに引っ張られてしまうので、一度自分で考えてから見たのだそう。
「私が建築学科出身で、建築関係の仕事をしている同級生が何人かいるので、友人の建築家に紹介してもらったのがきっかけです。webサイトを拝見すると、好みのテイストの事例がたくさんあったので好感を持ちました。特に、南行徳や五反田の事例に惹かれましたね。それぞれオーナーさんのキャラクターがうまく際立っているというか、住み手主体の細やかな設計をされている感じが伝わってきて、まずはオンラインセミナーに参加しました。友人に依頼しなかったのは、距離が近いと逆に要望を出しづらいかもと思ったからです。」(奥様)
ベッドルームは玄関からつづくウォークスルークローゼットの奥にレイアウト。直接の窓はありませんが、間仕切りの引き戸から自然光が入ります。木製のヘッドボードは造作しました。材はフローリングで使ったオーク突板のもの。