2020/03/29更新6like19817view

著者:tonomiya

本当に使いやすい家事動線・生活動線とは?

家事動線・生活動線がうまくいっているかいないかで、暮らしの満足度は大きく変わってきます。では、どうやって最適な動線を考えればよいのでしょうか?家事をする際の順序や動きを思い出しながら、動線計画に工夫のある事例を参考にしてみましょう。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

家事動線とは?

家事動線とは、家事をする際に人が移動する経路をあらわしたものです。家事動線がうまく考えられていると、家事の時間短縮や効率化につながり、より快適な暮らしが送れます。逆に、家事動線がうまくいっていないと、時間のロスや体への負担も増えてしまいます。

とは言っても、現在の間取りレイアウトに慣れてしまい、どこが無駄なのか、どう工夫したら快適になるのか、判断するのはなかなか難しいことです。

そこで実際の事例を参考に、どのように工夫したらよいのかのヒントにしてみましょう。

まずは料理の手順1、2、3、4!

料理をするときの手順を思い浮かべてみてください。

(1)冷蔵庫から食材を取り出す。
(2)シンクで洗う。
(3)切ったり、混ぜたりの下準備をする。
(4)コンロで加熱調理する。

このような順で料理をすることが多いですよね。

これらの一連の動作をスムーズに行うために

(1)冷蔵庫
(2)シンク
(3)調理スペース
(4)コンロ

の順に配置すると、基本の動きがスムーズになります。

こちらの事例では、冷蔵庫を開けてすぐ後ろにシンク、その左手に作業スペース、コンロへとつながっており、無駄な動きがありません。
Ⅰ型、Ⅱ型、アイランド型、どんなキッチンであってもその順番は変わりません。

こちらの事例はアイランド型キッチンですが、後ろの冷蔵庫から取り出し、シンクから作業スペース、コンロと流れるように作業ができます。
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キッチンカウンターで、料理を運ぶ動線を短く!

効率よく料理をしても、ダイニングテーブルに行くまでの距離が長いと面倒です。できあがった料理や食器を持って行ったり来たり....。

でもキッチンカウンターをつければ、すぐに出せるのでそんな心配は要りません。

パントリーにストックを集合させる!

出番の少ないキッチン用品やストック品はパントリーにひとまとめにするという手も。キッチンから離れた収納スペースに置いてしまっては、出すのも億劫になってしまいます。

こちらのパントリーは、キッチンだけでなく、リビング、洗面室の3室からの動線が確保されているので使い勝手も抜群です。

家事室という選択肢

思い切って、キッチンのそばに家事室を設けてみるのも素敵なアイデアです。パントリーとしての機能のみならず、料理のレシピを調べたりするスペースや、家事の合間にほっとひと休みするスペースにもなります。

洗濯にまつわる動線をひとまとめに!

洗濯の場合も、手順を整理してみると動線が考えやすいですね。

洗濯の動線は長くなりがちですが、こちらの事例では、

(1)洗濯物を洗う。
(2)干す。
(3)アイロンをかける。
(4)たたむ。
(5)しまう。

までが1つの空間でコンパクトに完結でき、無駄な行ったり来たりがありません。
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アクセス良好!玄関からすぐ行けるキッチン

スーパーの買い物袋を提げて帰ってきたとき、もう家事は始まっています。毎週のように重い食材を長い距離運んでいませんか?

こうした動線にも配慮された事例がこちらです。玄関の土間を上がってすぐなら、買い物袋も運びこみやすいですね。

キッチンを中心に回遊できる間取り

この事例は、キッチンを中心に回遊できる間取りが特徴。玄関から洗面所、キッチンとスムーズにつながっています。

廊下を挟んだ洗面所の向かいに、ウォークインクローゼットの入り口があるのも便利。

友人やご両親を呼んでワイワイ過ごしたり、子育ても楽しめる住まいです。

玄関から水まわりへスムーズにつながる動線

おばあさまから受け継いだマンションを、夫婦のライフスタイルに合わせてリノベーション。

玄関に入って洗面所、パントリー、キッチンへと続く効率的な動線がとても印象的。スムーズな家事動線でさらに住み心地もアップ。

リアルな生活に合わせた動線プラン

それまでの暮らし心地を参考に、好きなところはそのまま、不満だったところを解消した潔いリノベーション。

約10年の夫婦生活の中で、自分たちのライフスタイルがわかっていたからこそ実現したプラン。玄関を入って、洗面台のある廊下の壁面一面を収納に、洋室からウォークインクローゼットを通りLDKへ。プライベートとパブリックスペースの分け方が見事です。

動線・素材、どこをとっても見応えあり!

自宅であり仕事場でもある住まい。

玄関を入ると、左右に広がっている空間を、真ん中にある360°どこからでも使うことができる機能的な収納を中心に、パブリックとプライベートスペースに分けました。とても美しく機能的なプラン。

家族と愛犬のための動線プラン

川沿いに面した、日当たりと見晴らしのどちらも抜群の住まい。

キッチンを中心に、玄関からそのままウォークインクローゼットを通って寝室の方に向かうことができます。回遊できる間取りなので、愛犬も走り回ったり、日当たりがいいので日向ぼっこを楽しんだりしているそうです。
家事動線を考えるポイントは、普段の家事の手順を見直してみることにありそうです。順を追って考えたり、実際の事例を参考にしたりして、自分たちの暮らし方に最適なレイアウトを見つけてください。

「家事動線・使い勝手重視」 の事例一覧
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